【困窮してみた・再生編 No.19〜OZZYのメンタル歴・病み一回目〜】
このシリーズでは、今回のしくじりについてずっと筆を重ねてきましたが、こんな具合にメンタル病んだ状態に陥ったのって、実ははじめてではなくて、過去に何度かやらかしてるんですよね。ちょっと思い出そうとして「あっれー? アレ、いつ頃でどのくらいの期間だったっけ?」というのがおぼろげになってきているので、厚生年金の受給履歴を参照しつつ、自分用のメモを兼ねてちょっと書き連ねてみますね。
あ、当然ながら、詳細はボカしてます。濃い時期と薄い時期とで、分量がかなり変わります。ヤバそうなことは多分ないと思うので、無料公開してみますが、場合によったら有料にしちゃうかも。
【一発目・某レンタルビデオ&中古ゲームショップ時代】
最初に正社員で働いたところでした。氷河期直撃の上に、大学中退で新卒カードも使えずだったので、色々な会社で
「で、給料いくらほしいの?」
「18万くらい……いただければ……」
「いやー、そこはさぁ、お金いらないので働かせてくださいくらいの事言いなよ」
とか
「なんで履歴書の文字青ペンで書いたの?」
(いや、黒か青で書く、って言うてたんだから、青でええやん……)
という、今だったら確実に炎上しそうな面接を経験しつつ、どうにかこうにか滑り込んだところがそこでした。
配属された店舗は、都内でも割と治安の悪い場所にあり、時代的にも現在と比べて普通に治安が悪い頃合いだったこともあり、酔いつぶれて血まみれのオッサンが普通に路上で倒れてたり、店舗の2階部分に弾痕があったり、アダルトコーナーの床に使用済みコンドームが落ちてたり、まぁ、お察しな感じの環境でした。
客層も、僕が今まで経験したなかでも一番悪かったように思います。
「ご入会ですね、それでは身分証明書を……」
「オレの顔が身分証明書じゃゴルァ!」
とキレる893さんとか、アダルティなビデオのタイトルを女性店員に復唱させるヲッサンとか、コンビニと勘違いして入ってきて、半ギレで公共料金の支払い用紙を出して、お金を放り投げられたので
「あの、ここ、コンビニじゃないです……」
と言ったら
「んだよ! 使えねぇな!」
「えぇぇ……(;´Д`)」
ということが割と日常茶飯事でしたし、レンタル品の延滞で電話連絡をすれば、しらばっくれるか「返したってんだろが!」とキレられるか、そういえば弟を名乗る人がでて、「あぁ、アイツ今ムショはいってんスよ。ビデオ? わっかんないっス(ガチャ)」ということもありました。
客層もまぁ原因の一つだったんですが、店舗スタッフの人間関係が、完全に猿山状態だったんですよね。ヤンキー上がりのバイトリーダーに、腰巾着のヤンキー。気弱なヲタ系のバイトくんに、社員だけど一番経験の浅い僕。
服務規程上は、1時間の休憩時間だったけど30分で上がらされたり、ヤンキー2人は好き放題。腰巾着の方はイリーガルなお薬を複数やってて、トイレから出てくるとシャッキンシャキンになってたり、売上金が頻繁に万単位で合わなかったり……。
職業生活のスタートからそんなだったもんで、マトモに食事も喉を通らず、主食はレミー・マルタンでした。当然胃をやられてバリウム飲んだのも、あの時が最初でした。
怖いもんで、人間って、こんな環境でも「慣れる」んですよね。なんか、それが普通みたいになってきちゃう。とはいえ、夜勤だったことも含めて心身が削りに削られてしまい、ある日起こった事件で、ボッキリ折れてしまいました。内容はこんなかんじでした。
深夜、バイトくんにレジを任せて休憩をとっていたとき、バックヤードに内線が。
新品の商品を「中身見てみたいから開けて」と客がごねてるらしく、僕が出ていって「いや、それはできません」となんとか突っぱねてお帰りいただいたんですね。
で、後日。出勤したらば、店長とエリアマネージャーが苦い顔で待ってて、「OZZY、やってくれたなこの野郎!」と一発。聞けば、その客が直営部に直接クレームを入れたらしく。いや、だって、そこOKしちゃだめでしょ……店長とエリアマネージャーからわーわー言われ、ついにブッチーン!
(在職期間42ヶ月・次職までのブランク15ヶ月。(病み一回目))
【某大手眼鏡店】
一ヶ月で辞めたので、厚生年金未加入。先輩方の言うやり方とは別なやりかたで初月でトップの売上を上げたら、「OZZY包囲網」が形成されてイジメ的になってきたのと、体育会系な社風がすこぶる合わなかったため離職。
(ノーカン)
【歯科医院向け会計装置の技術営業】
「スーツ着て朝出勤して夜帰れるサラリーマン」になんとかなろうと足掻き始めた時期。自作PCのスキルが活かせたものの、技術の方でやっていきたかった僕と、どうしても営業にしたい部長とで軋轢が生まれてしまい、退職。
(在職期間3ヶ月・次職までのブランク3ヶ月。(病まず))
【アキバの中古ゲームショップ】
「バイトでもなんでもいいから、とにかく働かなきゃ!」という危機感と、過去のしくじりから、まったくウェイっぽい環境への適正がないことが判明していたので、ヲタ力を活かせる職場へ。今までの職業人生で、一番楽しかった。アダルトゲーム全盛期といえる時代で、1店舗で1日の売上が1,500万くらいいく日もあって、給料とは別に毎月大入りが1万〜2万入り、給与自体も27万円/月くらいだった。これまでの職業人生で、唯一厚生年金基金にも加入していた時期だった。バイトなのに。
不満はなかったものの、「土日祝に休みたい。普通のサラリーマンになりたい」という希望が捨てきれず離職。
もう少し在籍してりゃよかったのに……。
(在職期間71ヶ月。(病まず))
サポート頂けましたら、泣いて喜んで、あなたの住まう方角へ、1日3回の礼拝を行います!