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【3月開催】AYA weekの前に「若い世代のがん」を知ろう

この記事は「ミレニアムライフコーチングカンパニー  SHE likes」のライティングコース「SEOライティング講座」内の実技試験で作成したものです。
テーマ・お題は自由に選んでOKでした。
なので、今の私だからこそ伝えられることを書きました。

実技試験は無事に合格をいただきましたが、
提出した文章に自分で違和感を感じましたので後日リライトしました。

私はSEO記事を書き始めたばかり。
たくさんダメ出しをしていただければ幸いです。

・テーマ:若い世代もがんになることを知ろう。(啓発週間・キャンペーン企画)
・SEOキーワード(キーワードピッカーを使用して使用するキーワードを決めましょう)
メインキーワード(2つ):がん、AYA世代
サブキーワード(5つ):治療、原因、診断、今後、サバイバー

・なぜそのテーマを取り上げるのか(理由やその根拠をフリーフォーマットで記入してください)
2024年3月2日〜10日にAYA WEEK2024が開催されます。
国民の2人に1人がかかるといわれるがん。しかし15歳〜39歳で新たながん患者が発生する数は年間約2万人で、全体数の2.5%に過ぎないと言われています。
私自身も全がん患者の2〜5%しか存在しない舌がんと診断され気持ちが動揺しました。病状を告げられたとき家族や職場にどう伝えればいいか不安でした。
そこで罹患した本人とその半径3メートル以内の人(友人や職場のメンバーなど)が記事を読んで何かアクションを起こしてもらえればいいなと思いこのテーマに決めました。Z世代・ミレニアム世代の読者・ユーザーと同じ世代が希望を持って生きようとすることも伝えたいです。

SHElikes /SEOライティングコース
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15歳〜39歳でがんと診断される人数をご存知ですか?

国内がん患者数の2%しかいない若年層のがんを発信するため、AYA weekは2021年よりイベントを開催しています。
第4回目となる今年は3月2日〜10日の期間。
がんの原因や治療、今後のことをがんサバイバーたちと一緒に学んでみませんか?


AYA世代はZ世代・ミレニアム世代とほぼ同意語

AYA世代のイメージ

AYA世代とはAdolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとった、15歳〜39歳のことをさします。

医学的にみた年齢層の区分から「AYA世代がん」という文脈で使われることが多いです。世代の幅が広いので15歳〜19歳がA世代、20歳〜39歳がYA世代と区別されることも。
この世代ががんと診断されると、現在の生活にとどまらず、将来的なライフプランに影響が大きいとされています。具体的には、進学や就職、仕事の継続、結婚、出産育児がそれにあたります。

年齢的に自立しようと生活を送っている段階であるAYA世代は、親や周りの人に対して悩みや不安を打ち明けられないこともあります。決してひとりで抱え込まず、がん治療の専門病院にまず相談を。治療方法をはじめ、治療費の負担を軽減する方法や日常生活に戻るための支援を受けることができます。

若年層の患者に必要なサポートを提供しているか、かかりつけの病院・クリニックでチェックしてみませんか?

AYA世代のがんの原因は?

若年層のがんは主に3つの原因に分けられます。

①遺伝的要因(先天性ながん抑制遺伝子の異常)
②環境的要因(感染症、発がん物質を取り込むこと)
③代謝・内分泌的要因(肥満など)

しかし、まだ発症する原因が不明のがんもあります。

一方で、日本人のがん発症原因は様々あります。
成人を含めた全体では男性の43.4% 、女性の25.3%は感染症や生活習慣とされます。特に、男性は喫煙(23.6%)、女性は感染症(14.7%)が要因のひとつとされています。(引用:がん対策研究所予防関連プロジェクト「科学的根拠に基づくがん予防」国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策研究 2023年2月)

成人がんの原因は普段の生活から予防できます。
例えば、タバコを吸わない・タバコから出る煙を避ける。お酒はほろ酔い程度。緑黄色野菜を取り入れたバランスの良い食事。適度な運動。適切な体型を維持する。

これらの予防法はがんにとどまらず、生活習慣病など他の病気も防ぐ効果があります。できることから今の暮らしに取り入れて、今日から病気を予防することを心がけてみませんか?

AYA世代でがんと診断されることはごく稀

医療従事者のイメージ

もしかしたら私もがんにかかる可能性があるの?と不安に感じますよね。

毎年約2万人のAYA世代が「がん」と診断されます。
その割合は、2009年から2011年に人口10万人あたり15歳〜19歳で14.2、20歳代で31.1、30歳代で91.1です。

この罹患率を日本の人口に当てはめると1年間にがんと診断される患者数(例)は15〜19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例です。(引用:がん情報サービス「小児・AYA世代のがん罹患」国立研究開発法人国立がん研究センター 2018年5月30日。出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ)))

AYA世代も含めて、新たに診断されたがんは999,075例。(男性566,460例、女性432,607例、2019年)(引用:がん情報サービス「最新がん統計」国立研究開発法人国立がん研究センター2022年11月16日。出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録))

15歳〜39歳で診断される合計数が21,400例と、全体数のわずか約2.1%しかありません。比べてみると40歳以上で罹患する数がいかに多く、39歳以下の若年層でがんの発症・診断が稀であることがわかります。

AYA世代はがんサバイバーなのか?

同世代でがんと診断される件数が少ないと生きられるのか不安になります。

国立研究開発法人国立がん研究センターの調査結果によると、15歳から29歳の10年相対生存率は男性で66.0%、女性75.3%。
部位によって生存率は異なりますが、症例が少ないながらも医学的・医療技術が発展していることや若年層は免疫細胞が活発なことから生存する確率が比較的高いのだと判明します。

単純に比較はできませんが、全世代で見てみると、がん以外の病気が原因で死亡した場合を除き、すべてのがんの5年生存率は66.4%。(引用:朝日新聞「がん5年生存率、高齢者ほど低い傾向 年齢別は初集計 」月舘彩子 2019年12月14日付)

投薬・服薬のイメージ

高齢になると、糖尿病やリウマチなど他の病気を患っているケースが多くなります。そうなると治療の選択肢が狭くなり、一般的な手術や抗がん剤治療、放射線治療を使わないことから死亡率が高くなっています。

既往症がないAYA世代だから死亡しないという安易な判断は決してできませんが、ひとつの病気の治療に専念すればより体の回復が速くなります。

がん治療と今後のことを誰に話したらいい?

患者と医療スタッフのイメージ

結論からいうと、主治医や看護師、そのほかの医療スタッフはもちろん、家族や友人、職場の上司・人事部などに話しておきましょう。

AYA世代のがん治療と今後のことは周囲の理解と支援があれば乗り越えられます。しかし、AYA世代は成長段階のステージによって抱えている悩みや不安など問題が異なります。医療スタッフはAYA世代の患者一人ひとりと向き合い、様々な側面から専門的な支援を行なっています。

その背景に、2018年3月、閣議決定された「がん対策推進基本計画(第3期)」の中にAYA世代におけるがん診療体制の構築、相談支援・就労支援を実施できる体制整備の推進が盛り込まれたことが大きく影響しています。

全国どこでも質の高い医療が提供するため全国に「地域(または都道府県)がん診療連携拠点病院」が456か所以上指定されています。それらの医療機関では専門的ながん医療の提供のほか、チーム体制によるがん患者・家族に対して情報提供や相談支援などを積極的に行なっています。「がん」と判明した時点から不安なことがあれば活用していきましょう。

がん治療と普段の日常生活を両立することは重要であり、がん患者本人が望んでいることを医療スタッフらと共有し療養生活を送ることは治療を継続していく力につながります。

担当医を筆頭に、担当看護師、薬剤師、管理栄養士、心理士、リハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカーで構成するチーム体制で患者・家族をサポートしているので治療のことだけでなく、経過観察や通院治療など今後の生活について話してみると解決策が見つかります。(参照:AYAサポートチーム活動の手引き「4.AYAサポートチームにおける各職種の役割」国立がん研究センター中央病院 AYAサポートチーム)

まとめ

「私はなるはずがない」と思っていても病気は誰にでも起こります。

しかも、「がん」と診断されて不安にならない人はいないでしょう。もし、「がん」について無知なまま自分がかかった場合、もしくは家族や恋人、友人から告げられた場合があったとしたら、あなたは反発したり偏見を持ったりしませんか?

有象無象な情報に振り回される前に、日頃からがんについて知識をつけておきましょう。現代は医療が発展し治療の種類・方法もあります。日々、がんや病気の研究は進んでおり、新たな治療薬の開発もされています。
その先進的な医療を受けられるように、万が一に備えて、普段からお金を貯めておく癖をつけておきます。若年層は貯蓄額が少ないため、身体が元気なうちに民間の医療保険・がん保険に加入すると経済的な備えと安心が得られます。

お金について計算するイメージ

「がん」と診断される前に気をつけたい5つのこと

当たり前のことと捉えがちですが、自分の身体は自分しか守れません。

  • 日々の体調を管理する

  • 年1回の健康診断と節目ごとの検診を受ける

  • かかりつけの医療機関(クリニックや歯科)を持つ

  • 市販薬の効果を感じられなかったら、医療機関を受診する

  • 少額でも医療保険、がん保険に加入しておく

この啓発週間、キャンペーンをきっかけに、私たちが今できることを最大限にアクションしていきましょう。