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褒めて伸ばす指導?

私はインストラクターの仕事をしている。
1児の父親もしている。

指導の現場や教育では、「褒めて伸ばす指導」が良いとされている。
しかし私はそれに違和感を覚えて仕方ない。
褒めてばばかりいてちゃんと成長できるか?と疑問に感じるからだ。


褒められる側は、自分の自尊心が高められ、自分のやっていることは正しいと感じるだろう。
それが、生徒や子どものやる気を高めることは間違いない。

しかし、褒める指導にはデメリットもある。
生徒や子どもが「褒められる」ために行動するようになると思うからだ。

私は、あくまで指導は「教える」ものではなく「環境を与える」ものとしか思っていない。
行動したことを「褒める」のではなく「認める」ことが大事で、「こうすればうまくいく」という感覚を持たせるよう環境を与えてあげるのが大事だと思っている。
間違ったことには「うまくいっていない」という感覚を持たせることもまた大事だと思う。

例えば子どもが何かをしてくれた時、親はお利口と上から褒めると褒められるために行動をするようになるかと思われるが、「ありがとう」と、あくまでその子の行動を認めることで、人の役に立ちたいという気持ちは芽生えるのではないかと思う。

私の教えている水泳でも、頑張ったことに対し褒めると褒められるために頑張るが、頑張っているところは認めてどうすればより良くなるかを考えさせ、直すべきところは的確の提示することで子どもは勝手にモチベーションアップしてくれる。
おかげで大した練習もしていないのに全国大会に近い選手が続々と出てきた。

指導や教育において褒めることは大事ではあると思う。が、しかし、教育者が思ってもいないのに褒めることは健やかな成長を妨げる可能性がある子どもがしていることをまず認め、改善すべきところは的確に言ってあげてそれを実践する環境を与える。これが親含め教育者やコーチの行うべき仕事なのではないかと思う。
まあ、その見極めがむずかしいのだが。

今回学んだことなのでシェアしたいと思う。

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