見出し画像

[2024/05/13]ハノイで開校したベトナム初のアニメーション・ゲームデザインアカデミー

ベトナム1313日目です。


ベトナムアニメーションの新時代へ

ベトナムのアニメーションスタジオであるSconnectは、ハノイにてベトナム初のアニメーションおよびゲームデザイン専門学校「Sconnect Academy of Media Arts(SAMA)」の開校を発表しました。このアカデミーは、アニメーションとゲームデザインに情熱を持つ若い才能を発掘し、育成することを目的としています。

SAMAの設立背景と使命

Sconnectは、2018年に人気アニメシリーズ「Wolfoo」のプロデューサーとして知られています。このシリーズはオオカミとその友人や家族の冒険を描いており、多くの視聴者に愛されています。アカデミーの設立は、このような成功した作品を生み出すためのクリエイティブな才能を育てる環境を提供することにあります。

アカデミーの教育方針と期待される成果

アカデミーは、専門的なトレーニングプログラムを提供し、学生に実務に即したスキルを身につけさせることを目指します。

プログラムは、アニメーションおよびゲームアートの2つの部門で構成され、それぞれ2年間のカリキュラムが設定されています。
実際のセッションがコース全体の80%を占め、実践的な学びの場を提供します。
学習者は、国内外の市場で活躍できるように、創造性と芸術的感性に加え、深い専門知識を習得します。

外国語スキルの指導も行われ、国際的な労働市場への適応を支援します。

期待される社会への貢献

SAMAのディレクターであるVu Thuong氏は、この学校が若いデザイナーたちが創り出すアニメーションやゲームデザインの製品を通じて、文化的および教育的価値を社会に広めることを期待しています。また、People's ArtistであるPham Ngoc Tuan氏によると、SAMAの設立はベトナムのアニメーション業界に新たなブームをもたらし、将来の労働力が業界の可能性を最大限に引き出す手助けをすると述べています。

ファーストクラスは8月に開始される予定です。この新しい学びの場が、ベトナムのアニメーションとゲームデザインの未来を形作る重要な役割を果たすことが期待されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?