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結婚するか。別れるか。悩んだときに観た映画。

 「結婚するのか。別れるのか。1年以内に決めて」そう4月に言われてから年が変わり1月になっていた。結婚生活ってどんな感じなんだろうか。体験したことからでしか想像できない性格なので、全く分からない。誰かに相談をしようと考えてみたけれど、周りはほとんどしていない。そんなとき頼りになったのが、映画と小説だった。今回は映画について。やり直しづらい結婚をなんとなくで決めて後悔しないように、見ておいて損はないはず!

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もし理想的な相手と出会えたなら

花束みたいな恋をした

土井裕泰(監)

 趣味や考え方が全く同じの理想的なカップルを菅田将暉と有村架純が演じる。永遠に思えた2人の時間は就職活動で社会の厳しさに直面し、理想が少しずつ壊されていく。何度も支え合いながら二人で乗り越え続けた結末はどうなるのか。



付き合った時間は無駄ではないと信じる

僕たちはみんな大人になれなかった

森義仁(監)

 バブル崩壊後の1995年から2020年のコロナ禍までを描く本作。大恋愛した彼女がある日突然去ってしまった過去を、昔の友だちと偶然再会したことをきっかけに思い出す。苦しい過去も失敗もこの映画で振り返ると眩しくみえる。今はたくさん悩んでいるけれど、きっとこの時間もそんな風に振り返れるようになると信じて決断したいと思えた。



"来年"は当たり前にはやってこない

ちょっと思い出しただけ

松居大悟(監)

 クリープハイプの尾崎世界観さんが好きな映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て描いた『ナイトオンザプラネット』。その曲を映画にした本作。2016年から2021年までの同じ日を振り返る本作。川端康成『掌の小説』で”別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。”の花の名前は誕生日も同じ。来ると思っていた"来年"は、案外簡単になくなるからこそ毎年できる限り全力で過ごしたいと思った。



結婚後の未来を想像する

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

サム・メンデス(監)

 副題の通り、二人の男女の燃え尽きるまでのストーリーの本作。恋愛、妊娠、仕事の全ての面で耳が痛くなる話ばかりで、見るのを途中でやめたくなる。仕事で疲れ切った友達が「仕事も恋愛も両方うまくいくことってないよなー」とつぶやいていたことがその通り表現されている。



愛が消えてもその人と一緒に過ごしたいと思うか。

ブルーバレンタイン

デレク・シアンフランス(監)

 かつては愛し合った結婚7年目の夫婦の遠ざかった距離を修復しようとする様子を描く『ブルーバレンタイン』。本作では、ロマンティストな男性とリアリストの女性の価値観のズレが表れていて、これから結婚という人におすすめしたい。結婚前に気づきそうな価値観のズレがあっても、恋に落ちている時には発見することが難しいのが痛いほど理解できた。そうならないためにも、いづれ消える愛の感情を持っていても正しく判断できるように見ておいてよかった。



 

あなたの決断が良いものとなることを信じています。


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