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アニメを"こう"見るのはいかがでしょうか?

こんにちは。久しぶりの投稿になります。
今回は私の趣味、アニメ鑑賞についてです。

具体的な作品紹介、個人的な感想も今後投稿していきたいので、今回はその前置き。
私にとってのアニメの魅力についてお話ししたいと思います。

中でも今回はシナリオではなく、アニメ特有の動きや世界観についてです。

なぜアニメなのか

"私は"映像作品の中でも、実写ドラマよりアニメーションの方が好きです。

理由は大きく2つ。
可能性の広さ、作り手の熱意が伝わりやすい事

この2つを説明します。
ご指摘等ありましたら、コメントして頂けると助かります。


①アニメの可能性について

突然ですが、新海誠さんのアニメを見たことがあるでしょうか?

綺麗でリアリティのある背景
引き込まれるシナリオ
洗練された台詞
BGM,声優さんの演技等々 

「君の名は。」でファンになった方も多いのでは。

私も大好きな監督で、「天気の子」も観に行きました。
友人の中には、初めてアニメを凄いと思ったと言い、感動している人もいました。

しかし、あえて一言。
綺麗かつリアルな絵が最も評価されるべきとは限りません。

実際に、世界最大規模のアニメーション映画祭である、アヌシー国際アニメーション映画祭のグランプリには選ばれませんでした。

2017年のグランプリは他の日本アニメ映画。
湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」

君の名は。よりも日本の観客動員数は少なかったはずのこの作品。なぜ受賞できたのでしょうか?
映画館で観た私個人の考えですが、、

アニメ独特の世界観、動き

が評価されたのではないでしょうか。

夜明け告げるルーのうたの一部のシーンでは、水はゼリー状になり空を浮かび、人は非現実的なステップでダンスを披露します。

この"現実離れ"した動きは、少し不気味さを感じさせます。

しかし"ここ"にアニメの可能性があると思います。

アニメ(二次元の作品)が前提である時点で、

どんな世界でも、どんな動きでも表現できることが私の考えるアニメの魅力の一つです。



②作り手の想いが透けて見える

アニメは絵をアニメーターが意図的に動かし、音や声をも意図的に付け足しています。

つまり、何一つ自然なシーンはありません。

人が歩くという当たり前のシーン
枯れ葉が落ちる、桜が舞い散る。
風のおと、風の表現、揺れる衣服やスカート…

その殆どを作り手の意思,技によって表現しています。

だからこそ、実写に近い表現を作る際も、現実離れした動きを作る際も、殆どのシーンに無意識的な動きはありません。

私は綺麗でリアルなアニメだけでなく、
ドラマでは表現できない動き、
アニメでしか表現できない世界観が表現されているアニメも楽しんでほしいと思っています。

そのためには、絵が上手か下手か
綺麗かどうか、リアルかどうかという評価軸だけ持っていてもあまり楽しむことができません。

先程言ったような、アニメでしか表現できないもの(動き,世界観等)にも注目して見てほしいのです。

最後に

全ての動き,音,背景を作り手が意識的に表現しているため、作り手の熱意やこだわりが時々透けて見えてくる。

私はそんな作り手の熱意やこだわりを汲み取ることもアニメ観賞の楽しみのひとつだと思っています。
台詞だけでなく、動きや背景、色彩、小道具に是非注目してみてください。

また、アニメ映画、特にオリジナル作品には作品名とは別にテーマが設けられていることがあります。

この「作り手の想い」という眼鏡をかけて作品を見返すと、以前は気づかなかった作り手のこだわりが見えてくるかもしれません。


おすすめのアニメ独特のアニメ:
クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険
今敏監督作品(特にパプリカ)
マインドゲーム

アニメを楽しむためのアニメ:
SHIROBAKO
映像研には手を出すな!
→両方ともアニメがどのように作られているかを知ることができるアニメです。


私の文章に最後まで目を通して頂き、誠にありがとうございます。

同じドラマ、アニメ、映画、音楽を楽しんでいても人によって楽しみ方が異なることがあります。

人との違いを否定するのではなく、楽しむための切り口の一つとして受け止めることで、より視野が広がると思います。

是非とも皆様の楽しみ方等もコメントして頂けるとありがたいです。

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