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学校で生徒がスマホを使う・学校で整備されたWi-Fiを使うことに賛成の先生は少数派

 学校のICT環境やその学習環境を整えるにあたっての話です。GIGAスクール構想の予算で、高校は小中学校と違って一人一台端末とはなっていませんが、校内のWi-Fiなどの設備の予算はついていたので整備されている高校も多いと思います。

学校で生徒がスマホを使うことへの嫌悪感を抱く先生が多数

 「スマホを使ってゲームばかりするのではないか。」「SNSでトラブルが起きるのではないか。」このような心配から、学校での携帯・スマホの使用に制限をかけてきた高校がほとんどだと思います。

 しかし、現状はどうでしょう?先生の目の届かないところで使ってます。制限をかけることで、表面上は良いのかもしれませんが、根本的に何も良いことにはなっていないのです。

 制限をかけることで、学校生活や授業に集中できて良いことだと言っているのは、教員の奢りではないでしょうか。

チョーク&トークの先生は、話し上手で発言力が強めで、スマホ利用に反対の先生が多い

 このような先生によって学校が支えられてきた一面が大いにあるとお思いますが、ICT関係のこと、新しいこと(同時に不要なことをやめること)に、前向きで柔軟な発想を持っていただけたらもっといいなと思っています。

生徒にWi-Fiを使わせることによるセキュリティ上の問題

 確かにリスクはないとは言いきれませんが、セキュリティ上危ないから使わせないというのでは何も進みません。

 何事にもリスクはつきもの。なるべくリスクを軽減できる方法で使っていこうという寛容な心が必要だと思います。

スマホやインターネット利用に制限をかけるのではなく、使っていく中で学ぶ

 「デジタルシティズンシップ」ってご存じでしょうか?私が説明するよりも他の方の記事のほうがわかりやすいので、勝手に引用させてもらいます。

 学校に限らず、家庭でもどこでも、こどものスマホの利用については嫌悪感を持っていらっしゃる保護者の方や、一般の方も多いのではないかと思います。

 「デジタルシティズンシップ」この考え方が浸透したらいいなと思っています。

意見がわかれるときは、最後は管理職の判断か

 「最後は管理職判断だ!」という丸投げの考えは好きではありません。管理職の判断だけで動いていると、自分の本当の意見ややりたいことが奥底に隠れてしまいます。

 発言力が高めの人や多数の教員を相手にするのは面倒だからと言って、前向きでない意見に管理職が賛同していては、何も良くなりません。少数派の意見であっても本当に必要なことであれば、そちらでいこう!と管理職が決断をする勇気が生徒のためになるんじゃないかなと感じます。

 そもそもスマホを使うことなどに嫌悪感がある管理職だとそこから納得してもらう必要がありそうですが、私の勤務校の場合は理解がありそうです。

#教育 #GIGAスクール構想 #デジタルシティズンシップ #教師のバトン #業界あるある

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