公立学校の教員を目指している学生の方や高校生の方へ
note記事シェア用のTwitterアカウントに対して、教員を目指している学生の方や、教員を目指している高校生の方がフォローしてくださってるので少しそちら向きの記事を書こうと思います。教員採用試験も結果が出る時期ですね。
Twitterの支持層の広さに驚き
私の高校生や学生時代では考えられない、情報の集め方が今はできますね。アラフォーおじさんは時代の流れを感じます。教員って実際どうなんだろう?と思えば、教員のTwitterアカウントをフォローして、生の声を知ることができます。教員の仕事について知りたいという学生や高校生の学ぼうとする姿勢はすばらしいと思いますし、そのような学ぶ姿勢がある人に教員になってほしいと願っています。
Twitterをしているのは、ごく限られた先生
しかしながら、Twitterの情報はあくまで参考程度にしてほしいです。確かに生の声ではありますが、私の周りの先生を見てもTwitterをしている人はほとんどいません。もしかしたら密やかにされてるのかもしれませんが。
私もTwitterの教員アカウントのみなさんはどんな感じなんだろうと、比較的多くの人数を幅広くフォローしてときどき見ています。Twitterユーザーの方は頻繁に投稿する傾向があるので、フォロー数が多いとタイムラインは常にいっぱいです。そのいっぱいのつぶやきを見ていると、あたかも日本中のほとんどの先生がそのようなことを思っているのかと錯覚します。
つぶやきの多くは不満です。
教員はなんて不満の多い仕事なんだろうと錯覚します。私も見ているとそう感じてしまいます。Twitterも使い方次第だと思うのですが(私はまだTwitter経験が浅い)、私のように教員アカウントを幅広くフォローしてみていると、「よし!教員になってみよう」という気持ちが削がれると思います。
最初から職場環境がよくないところに、わざわざ向かいたいとは思いませんよね。
不満があるということは理想がある
多くの先生はまじめです。義務教育・高校・大学とそれなりに努力をして、学習内容はそれほど大きな困難もなく理解できて、交友関係も比較的良好、学校や先生に対して好印象を持ち、自分も先生になりたい!と思って先生になっていると思います。学校や児童・生徒に対して思い入れが深いのです。それゆえに不満も出てきます。
ちなみに私の場合は、「工業」という専門教科なので、動機というかそのあたりが一般的な先生と少し違う気がします。義務教育学校や普通教科の先生なら、先生という職業を選んでいなかったかもしれません。
不満の一つ、業務量の偏り
例えば部活動の顧問が何部になるかとかとか、あれこれ文句を言わず、何かと卒なくできてしまう人に仕事が回されるとか、業務量の偏りはあると思います。
何かとできてしまう人は、特に負担にも感じていない人も多い気がしますが、本当は負担に感じているけど、周りにそう感じさせない人は、徐々に心が蝕まれていってしまいます。
そもそも部活動の制度が良くないという話題についてはここでは触れません。
不満を感じていない人は、特に情報発信もしていない
多くの先生は、それなりに業務を楽しんでいらっしゃると思います。
少し言葉にトゲがありますが、何事にも従順で、上から言われた業務や、すでに意味を失いつつあるものも含まれたルーティーンワークがそれなりにできて(できてない人もいますが)、話やコミュニケーションも上手、人として生徒や保護者と信頼関係ができていれば、誰も不満はいいません。
発言力が高めの先生は、自分の職場が自分の思うような方向に向いているので、それほど不満はありません。
そういう方は、情報発信をされていない場合が多いです。
学校そのものの仕組みや社会全体という広い視点で考えると、人を本当の意味で育てることができているかといえば、現状の学校や授業ではできていないことも多いので、理想の高い先生は不満があるのです。
理想を低くしてほしいという意味では全くないのですが。
そうはいっても、公務員の給料は安定しているし、福利厚生もしっかりしている
お金は生活をする上で大切です。この安心感があるので、理想にはなかなか近づきませんが、なんとか教育の仕事を続けられている一面もあると思います。
もちろん教育の真髄や学び続ける姿勢を忘れてはいけないです。
教育というのはやはり意義深いものです。
誤解を恐れずに言うと、教育は面白いものです。
読まれた方の教育関連の進路の参考になればと思います。
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