透明な糸
スタンドは少し高めに席を取る
グラウンドの隅々までを見渡して
9人をひとつの視界において
守りの回は祈りの時間
ピンチになればすることがある
9つに広がる1人1人を
マウンドから順に視線で繋ぎ
想いの糸を張っていく
白球よ この糸を走り
手から手へと渡っておいで
グラウンドに散らばるナインを
1本の糸で繋いだら
最後にマウンドからホームへと
幾重もの糸を張る
見えないけれどそこにある
ナインの心を繋ぐ糸を
決して途切れることのないよう
祈りを込めて辿っていく
球春到来、センバツの開幕日が近づいてきています。開催に関わってどのような決定がなされるのでしょう。
一番に大切なものは命。そして心。決定を下す方々の苦悩はいかほどかと察します。それ以上のことは、時を見て…。
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