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洗濯マスター 野球母ちゃん

高校野球の甲子園大会が始まりましたね⚾️

開幕戦を観ていて、思ったことがあります。
「これは洗濯の大変なユニフォームだなぁ」って😅

長男が高校球児だった頃と同じ、赤に白紺のラインが入ったアンダーソックス。胸の校名は黒。金糸で周囲をかがってあります。

それを見ていて、野球母ちゃん時代の洗濯シーンがまざまざと思い出されたのです。


大量の洗濯物


長男が高校球児だった頃の、とりあえず1人分の量を書き出しますね。人数が複数の場合は、その掛け算だと考えてくださいね♪

1日分の洗濯物(朝練込み)
◯練習着上 2枚
◯練習着下 2枚
◯アンダーシャツ 2〜3枚
◯ソックス 2足
◯スライディングパンツ 2枚

野球ってなんでこんなに身につけるものが多いのでしょうね!アンダーシャツなんて、汗だくになったらどんどん着替えるので、2枚は少ない方です。

そしてそれぞれが、もれなく土まみれになって帰ってきます。


洗濯の手間

野球母ちゃんは、常に天気の具合いを気にかけています。カラカラに乾いた日が続いているなら、土も叩けばサラサラと落ちていくのでありがたいのですが、雨上がりなら最悪です。

溶かしたチョコレートがべったり塗られたような状態になるからです。
ウチの長男は一塁手だったので、ファールグラウンドに乾きかけの水たまりが残っていることもあり、(そこでスライディングをすると気持ちがいいのか?)もれなくべっとべとの泥を胸からお腹にかけてつけて帰ってきます。

そういう時は、ザッと泥を落としたら、ひと晩漬け込むバケツ行きです🪣

ソックスの汚れは、廃油で作った石鹸が大活躍します。さらには洗濯板&たわしです。洗濯機に任せておいては、黒くなっていく一方なので、ソックスは毎度手洗いをするのです。


最も大変なのは…刺繍。

最も大変なのは、前述した、刺繍の校名と金糸の縁取りなのです。

あろうことか、遠征帰りのバックのなかから出てきたユニフォームは、校名が見えなくなるほどの泥。まさにチョコレートを塗りつけた様にして貼り付いていたのです。

これがただの練習着なら、たわしでゴシゴシこするところです。ちょっとくらい色が残っていても気にしません。

でも、試合用はそうもいきません。
白は真っ白に、金は金ピカに、母ちゃんの威信に欠けて元通りに仕上げなければならないのです。

刺繍は手荒に扱うと糸が切れてしまいます。手のひらでこすり洗いをして、あらかた泥を落とすと、刺繍の部分に入り込んだ泥は、柔らかめの歯ブラシを使って、糸の向きに沿って掻き出していきます。

どのくらい時間がかかったかわかりませんよ。

それでも、晴れ舞台に綺麗なユニフォームを着てほしい。という母の思いで仕上げるのです。


土の箇所でプレーがわかる

洗濯野球母ちゃんを長く続けていると、ユニフォームの汚れを見るだけで、その日どんなプレーをしたのか分かるようになります。

お腹にべったりついている土は、ファールフライを追いかけたしるし。

右腕の内側についている土の後は、リードから帰塁を繰り返したしるし。

お尻と太ももの裏の土は、スライディングのしるし。ヒットで出塁したんだな、と思います。
お尻と太ももの土の跡が小さければ、鋭く滑り込んだこともわかります。

ほとんど土がついていない時は、今日は打てなかったんだなぁ、と思うのです。


熱戦に熱視線

テレビに映る甲子園では、なんだか懐かしいユニフォームを着た選手たちが暑さに負けず頑張っています。

かつて本気でその地を目指した長男のチームメートを懐かしく思い出しながら、わたしにとっても2度目の青春だったとしみじみ思い返しています。

今北海道内ではインターハイが行われています。
全ての頑張る高校生と支えてこられた保護者のみなさまにとって、かけがえのない時になりますことを心から願います☺️

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