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凱旋

ファンファーレが鳴り響く
青空の覆う 深緑のスタジアム

ゲートをくぐり現れるのは
アイボリーホワイトのユニフォーム
胸に駒澤の文字を刻み
心に駒澤の精神を刻む
北の大地を制した挑戦者達

足音は軽やかで喜びにあふれ
踏みしめるごと大地に力を得る
両の腕はリズミカルに反復し
歩み続ける力となってその身に漲る

一息ごとに膨らむ胸
希望と言う名のパワーを抱き
戦士は進む 今目の前に続く道を


スタンドに起こるざわめき
あれが北の王者だと
この場所に帰ってきたのかと

胸に今も残る
彼らが成し遂げた数々の偉業
何度も繰り返された歓喜の瞬間

待っていたよ 勇者達の凱旋を

さざ波の如く広がる夢の波動
歩む戦士へ陽光のように降り注ぐ

夏の太陽よりも輝く戦士たちを
画面越しに見ているわたしは
胸いっぱいの喜びを
あふれるがままにしている




わたしの応援の原点、駒大苫小牧野球部の甲子園凱旋をイメージして書いた詩です。 

高校球児にとって、特別な場所甲子園。
センバツ大会が開催に向かって動き出しました。無観客で、開会式も行わず、この後の状況によっては中止もあるかもしれない、という条件付きではありますが。

球児の皆さんには、テレビの前からでも、心を込めて応援している人たちがたくさんいるということを、どうか忘れずにいて欲しいと思います。

そして、大好きな駒大苫小牧。
いつか、夏の甲子園に彼らが還る、その日が来ることを心から願っています。

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