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じぶんを責める理由を見つけなくていい。

人間の心の仕組みって面白い。

なぜだか知らないが、ぼくらは

「じぶんを責める理由」

を探している。

「だから、ダメなんだ」

と納得できる理由を探してしまうんだ。

なぜ、そうなってしまうのか。

それは「問いかけの仕方」にある。

つまり

「なんで、私はダメなんだろう」

という「問いかけ」こそが、じぶん自身をもっとも苦しめる。

「何がダメなんだろう」
「私のどこがいけないんだろう?」
「なんで、うまくいかないんだろう?」

その「問いかけ」によって、じぶん自身を苦しめてしまう。

なぜなら、その「問い」を頭の中で繰り返しているなかで、

「それっぽい答え」

を見つけてしまうからだ。

「性格が悪いからダメなんだ」とか
「心が狭いからダメなんだ」とか
「三日坊主だから、根気がないからダメなんだ」とか
「経験がないからダメなんだ」とか
「才能やお金がないからダメなんだ」とか
「根性や体力がないからダメなんだ」とか
「魅力がないからダメなんだ」とか

よくわからない理由を、たくさんこしらえて納得してしまう。

しまいには、
「鼻の穴が2つあるからダメなんだ」とか
「乳首から毛が生えてるからダメなんだ」とか
「足の小指のツメが異常に小さいからダメなんだ」とか

なんだかよく分からない理由で、自分を責めてしまう。

ホンネ哲学では、そんな

「理由なきじぶん責め」

をもう辞めてしまってもいいのではないかと考える。

「ズルい気持ちがあってもいいんじゃない?」
「逃げることがあってもいいんじゃない?」
「たまにはウソをついてもいいじゃない?」
「マイナス思考でもいいんじゃない?」
「面倒くさがりでもいいんじゃない?」
「子どもに怒鳴ってもいいんじゃない?」
「うまくいってなくてもいいんじゃない?」
「親に感謝できなくても、ゆるせなくてもいいんじゃない?」

ってな具合に、いろいろと認め、ゆるしていく。

とにかく、じぶんに優しく。

だから、ホンネ哲学は「道徳」や「倫理」を持たない。

そういった「理想論」があると、自分を苦しめてしまう。

理想論よりも、「まず現実を観る」。

ここがポイントかなと思う。

だって「今がそう」なんだから、仕方ないよね。

「本当はこうあるべき!」

とか思うかもしれないけど、とりあえず

「今がそう」

なんだから

「仕方ない」のよ。

まずは、そこからかなって思うね。

「そのあと、どう行動するか」

はまた別の話ね。

とりあえず、

「今はそうなっちゃってるのは仕方ない」

という地に足の着いた「現実」からはじめる。

そうしたら、無駄に苦しむことは減ってくるのかなと思うんだ。

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