じぶんを棚にあげてもいい。
自己否定してるあなたが、誰かを肯定してもいい。
じぶんを棚にあげて、誰かを癒してもいい。
たしかにじぶんが癒されれば癒されるほどに、誰かを癒す力がやしなわれるんだろう。
けれど、
「自己否定があるから、誰かを励ましちゃいけない」
ってことはない。
マザーテレサだって生涯くるしんだ。
それでも多くの人に愛を捧げた。
もしあなたがダメダメ人間で、
じぶんのことが嫌いで、
「私なんていなくてもいいのかも」と思ったとしても、
あなたのことばが、
あなたの笑顔が、
あなたの存在が、
すでに誰かを癒している。
時にじぶんを無能だと、ののしりたくなるかもしれない。
時にじぶんのふがいなさに、涙するかもしれない。
時にじぶんのだらしなさに、怒りが込み上げるかもしれない。
けれども、そんな不完璧で人間的なあなたこそが、
隣の誰かを癒している。
子供に言っているのに、じぶんはできない。
クライアントさんに伝えているのに、じぶんはできない。
されてイヤだったことを、他人にしてしまう。
人間なんて、そんなもんだ。
「忘れ物をしないようにしましょう」
「きそくただしく生活しましょう」
「おともだちとは仲良くしましょう」
がっこうでおしえられることは、ほとんどの大人ができていないことだ。
いったい人間ってなんなんだ笑
誰もが、「棚上げ野郎」だ。
「じぶんのことを愛してもいいんだよ」
って、じぶんのことを愛せない人が言ってもいい。
だって、その言葉はいつだって
「じぶんに伝えたいことば」
なんだから。
じぶんのことを棚にあげなかったら、
人間、なにも言えないよ。
だってみんな欲張りで、不完全で、ずるくて、スケベで、サボり症じゃないか。
みんな冬になったら朝起きられなくて、
家には「掃除したいけど、なかなか手につけてない場所」があって、
パソコンのなかのファイルは整理されてない。
スマホの写真はアルバムにしたいけどたまりっぱなしで、
中途半端に手をつけたプロジェクトが放置されている。
DMとラインの通知がたまっていて、
やらなきゃいけないことがあるのに、ボーッとインスタを見ちゃう。
人間なんて、そんなもんだ。
そんなもんだから、いいんだ。
じぶんができてるとかできていないとか、そんな堅苦しいことは、気にするな。
あなたのことばが
あなたの笑顔が
あなたの存在が、
誰かの支えになっている。
その事実だけで、それ以外はなにも要らない。
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