お座敷と築地は蜜の味
みなさま ごきげんよう。
初登場のお座敷BLUEです。
小さい頃から、なぜか"芸者さん"と言う響きに魅かれていて、
前世は芸者か遊女か花魁か・・・という記憶を頼りに
お座敷レンジャーに忍び込んだ、くのいちです。
住まいは江戸、「東京・築地」に生息中。
「築地」と言えば、世界でも最も大きな市場が有名ですよね。
自己紹介で、「築地から来ました」と言うと、
「昔、〇〇っていうお寿司やさんに行きました~」
「マグロおいしいですよね」と声をかけられます。
そのぐらい、築地=魚市場のイメージが根強いです。
ちなみに、外国人にも”TSUKIJI” は有名で、The World Famous Fish Marketと呼ばれ、世界一の魚市場として愛されてきました。
規模の大きさだけでなく、最高の食材が集まる築地市場は、日本が誇る食の宝庫(ワンダーランド)です。
実際、東京の台所と言われるかつての「築地市場(つきじいちば)」は、東京ドーム5個分の大きさで、1日に出入りする人の数は5万人と言われていました。
(ちなみに、ディズニーランドは東京ドーム10個分の大きさで、入場者数が10万人弱w・・・築地市場はその半分のスケールです。)
2018年10月に市場のメインである東京卸売市場(いわゆる「築地場内市場」)が豊洲に移転しましたが、現在も「築地場外市場」は存続していて、今も400店舗以上のお店が軒を連ねています。
時を経て形は変わっても、1935年(昭和10年)の開業から85年以上の長きにわたり、日本の食文化を支えてきた築地市場にはメキキのプライド=「築地魂」が宿っており、江戸時代から続く魚河岸の流れをくむ市場文化には、日本の商人の精神がしっかりと受け継がれています。
実は、今から400年前の江戸のはじめ、築地は海の中でした。築地という街が誕生したのは明暦の大火の後のこと。
1657年、築地本願寺再建のために江戸幕府から与えられた海を埋め立てて「築かれた土地」、だから「築地」。
江戸から生まれた長すぎない歴史ゆえ、今もしっかり江戸の文化が息づいています。ホンモノの江戸っ子とお話すると、自然と江戸の粋を感じることができるのも面白いです。(江戸っ子の定義は、3代以上住んでいること)
市場文化と江戸の粋。これが築地の魅力をひもとくキーワードでしょうか。
は!!!!「日本一、築地文化を愛する女」を自負するわたくし、初回から築地のことを語ってしまいましたが・・・
実は築地には、お座敷文化とも深~い関係があるのです。
もしも、東京の台所、築地の市場がなかったら・・・?!
世界文化遺産である和食の文化も、料亭文化も、ひいてはお座敷文化も発展しなかったかも・・・
そんなこんなで、
築地に恋し、和文化を愛するお座敷BLUE、こっそり参上。
ちょっぴりマニアックなお座敷トークはまた今度。
では、ごきげんよう~
ドロン。