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ボクのゴールデンなコロきゅう

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 コロきゅうが、もうすぐおわるらしい。
 カンセンシャのかずがへってきたから、っておかあさんがいっていた。
 すこしずつ、みんな、そとにでかけられる。

「よかった。さくちゃんは1年生だから、早く学校にいけそうだよ。これでやっと、クラスのみんなに会えるね」
 おかあさんは、うれしそう。
「がっこう、いかなくちゃダメ?」
 ぼくがそういうと、そりゃね、とおかあさんはこまった顔になった。

「なんで、行きたくないの? あんなにランドセル背負っていくの、楽しみにしてたじゃん。かんちゃんより先に家を出て、一人で行くんだって」

 そんなことをいったんだっけ。
 あまりにもムカシのことだ。

「がっこうにいったら、ボク、いそがしくなっちゃうでしょう。そうしたら、カメオツくんが見えなくなっちゃう」
「そうなんだ?」
「カメオツくんが、そういってた」

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 おかあさんは、ちょっとかんがえるような顔になる。
 それからしゃがんで、ボクの顔をまじまじと見つめた。
「でもさ、見えなくなったからって、いなくなったわけじゃないと思うけどな」
 おかあさんにいわれて、おもい出す。
 
ーーずっとそばにいるよ
 
 カメオツくんはそういって、ボクのほっぺたにさわってくれたんだ。

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