ボクのゴールデンなコロきゅう
2
おひるをたべたあと、ボクとカメオツくんは、にわであそぶことにした。
自転車をおいているところに、おかあさんがピクニックのシートをしいて、そこにブロックをおいてくれている。
おてんきがいいときには、にわであそびなさいって。
「カメオツくん、いつもなにしてあそんでるの?」
ブロックをつなげながら、ボクはなんとなく聞いた。
「さくちゃんのことをみてるよ」
「そうなんだー」
そっか、いつもそばにいるっていってたもんな。
ボクがきづかなくても、カメオツくんはボクを見てるんだ。
「ボクさ、カメオツくんがチューゴクにひっこしたって、おもってたみたい。おかあさんにいわれておもい出した。なんで、チューゴクっておもったのかな?」
「それはね。そのとき、さくちゃんのおとうさんが、チューゴクにおしごとでいって、おとうさんからチューゴクのことをきいたばかりだったからだよ」
「あっ、そうだっけ」
カメオツくんにいわれて、またおもい出した。
おとうさんがシュッチョウでチューゴクにいって、いろんなはなしを聞いたんだ。
チューゴクって、とっても大きなくに。
トウキョウよりも、ずっとひろいんだって。
たっくさんのひとがいて、くるまもじてんしゃもたっくさんはしってる。
げんきすぎるくらいげんきで、すごいなって、おとうさんはおもったみたい。
それをきいて、どんなところなんだろうって、ボクはかんがえた。
あたまの中にあるドーガのサイセイのボタンを、ポチッとおしたんだった。
大きなまち、たっくさんのひと、くるまとじてんしゃ。
おとうさんがしごとをしたチューゴクのひとは、おかねもちらしいから、きっと大きなおうちもたっくさんあるんだろうな。
プールもあるかも。
プールには、ながーいすべりだい!
きっと、どうぶつえんもある。
きりん、インドサイ、ひょう、サーバル。マレーバクもいるよね。
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