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玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ/木下龍也・岡野大嗣

生まれて初めて短歌を読んでみた。

きっかけはシンガーソングライターの尾崎リノさん。彼女がインタビュー記事で「作詞は短歌から影響を受けている」というお話をされていて、おすすめの短歌集としてこの本を挙げられていたから。

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正直短歌なんて古臭いというか冴えないイメージを持っていたけど読んでみてびっくりした。全然そんなことない!もちろん昔のいわゆる"和歌”というものはそうなのだろうけどこの本のような現代人による”現代短歌”は短歌になんて全然触れてこなかった僕でもすんなり読めてしまう。

むしろ、「本読みたいけどいきなり小説一冊はハードル高いなぁ」なんて思ってる人ほど簡単に文学への入り口になるのかもしれない。

五・七・五・七・七の少ない文字数の中にたくさんの発見があるなと。題材は僕らの日常生活と大差ないのだけれど視点が違うだけでこんなにはっとさせらるのかと思った。

「ん~短歌か~、今まで読んだことないしな~」という人には図書館で借りるのおすすめする。僕も「いきなり本屋で1400円払って買って合わなかったらどうしよう…。」という不安があったから図書館を利用した。

誰かの短歌への入り口案内人になれてたら嬉しいです。



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