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UIデザインのはなし

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実際に実務で参考にできそうな、UIデザイナーさんのお役立ち記事をまとめています。
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2021年6月の記事一覧

10年選手のUXデザイナーがプロダクト開発をイチから学び直した話

こんにちは。 Ubie株式会社にて、デザイナー / プロダクトオーナーをしている村越(@smurakos)です。 外資系コンサルティングファームでのUXデザイナー・シニアマネジャーを経て、2021年2月にUbieにジョインしました。 この4月からはAI問診ユビーという医療機関向けのプロダクトのプロダクトオーナーをしています。 これまでは、事業会社でUXデザインチーム立ち上げ・UXリサーチのためのフレームワーク整理という「型化」の部分や、数人〜数十人規模での組織の人的マネ

大事なのは基礎!HIGを簡単にまとめてみた🍎

ももやんです。今回はAppleのHIG(ヒューマンインタフェースガイドライン)について簡単にまとめます🐻‍❄️ 🌟iOSの3つの大きなテーマiOSのデザインにおける3つの大きなテーマがあります。以下の3つのテーマを意識してアプリをデザインしましょう🔥 ・Clarity(明瞭さ) 読みやすいテキスト、わかりやすいアイコン、控えめな装飾、余白、色、フォント、グラフィックを用いて、重要なコンテンツや機能を明確に表示する。 ・Deference(控えめ) ベゼルやグラデーション

UIデザインで迷ったら、まず要素を分解してみよう

自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード ME」のデザイナー池内です。この記事では、「要素の分解」を使ったUIデザインの進め方を紹介します。 UIデザイン時に考えることが多すぎてどこから手を付けたらいいかわからない、なかなかチームの議論がまとまらない時などの参考になさってください。 参考例:マネーフォワード MEのホーム画面予算表示「要素の分解」の例として、先日マネーフォワード MEのAndroid版でリリースした、「ホーム画面に予算を表示する」という機能を参考にプ

日本国内でデザインシステムに取り組んでいる会社・事例をまとめてみた

海外の事例はいろいろあるので見てきたのですが、国内ではどんな会社が取り組んでいるのか、興味があったので調べてまとめてみました。 「おいおい、この会社が足りないぜ!」というものがあればコメントで教えていただけると喜びます。 WantedlyAtama plusCyberAgentCookpadGMOペパボSmartHRVisionalIncrementsiCareREADYFORfreeeYahoo!メルカリfluct いかがだったでしょうか?各社の取り組みや実際に運用し

数多のサービスを経験してきた僕が思う、 事業会社でプロダクトデザイナーをするのに必要なマインドセットとは?

Ubie Discoveryでデザイナーをしている小松(@kekenken)です。 気づけばユビーも100人規模を優に超え、組織も事業もアップデートしながらメンバーが一丸となってプロダクトの磨き込みを行っている今日この頃、皆様、いまの環境に満足されていますでしょうか?笑 今回は未来の一緒に働くであろうデザイナーさん向けに、あくまで僕の主観で、事業会社のプロダクトデザイナーってこんなマインドセットだと素敵なんじゃない?ということをユビーの特長も踏まえつつ、ピックアップしまし

これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

画面項目には旅をさせよ

はじめにお疲れ様です。むぎです。 今日は、いつも画面を設計する時に考えていることをご紹介します。 どちらかというとバックオフィス側の業務画面のお話です。 最近では、画面設計にUI・UXデザイナーさんが入って、色々な導線やデザインなどを検討してくれますが、 重点的に見てもらうのは、一般ユーザの使うフロント画面が多くて、 バックオフィスについては、デザイナーにお願いすると、お金がかかるという理由で断念することがあります。 そして、法人ユーザの要望に合わせて言われるがま

¥200

我が Design-Frontend Ops論〜フロントエンド開発を加速するためのデザイン - 仮説編〜

先日こんなツイートをしたのですが 思いの外反響があり、もっと具体的に聞いてみたい・ディスカッションしてみたいというお声をいくつかいただきました。 せっかくの機会なので、現状自分が考えるデザインとフロントエンドの接合の最適化、カッコ良くいうと「Design-Frontend Ops論」を語っていこうかなと思います。 ※ 予防線貼っておくと、まだ全然実践できていないので話半分に聞いてください。タイトルに"仮説編"とついているのはそのためです。 ※ 一緒に探求してくれる気概あ

駆け出しデザイナーが新サービスのUI設計を0から担当した話

こんにちは、株式会社ラブグラフでデザイナーインターンとして働いているさくらです。 インターンを始めて、早11ヶ月。ほぼ素人の状態でデザイナーインターンを始めましたが、日々学びながら、クリエイティブ制作に取り組んでいます。 今回は4月1日にリリースしたLovegraphアカデミーのマイページ開発に関してのお話をします。 Lovegraphアカデミーとは、株式会社ラブグラフが提供する月額制の写真教室。120本以上の動画がいつでも見放題で、趣味で写真を勉強する人からプロのカメ

カテゴリUIの改善

こんにちは!デザイナーの新妻です。 このnoteはクックパッドでデザイナーとして働いている私が、日々どのようなことを考えながらサービス改善や体験設計をしているのかをチラ見せしていくシリーズの第2弾です。 第2弾は「カテゴリUIの改善」です。 目的 大カテゴリに入った際に、実際よりも商品数が少なく見える問題の解決と 買い周り導線の改善。 手段小カテゴリを一覧で見ることが出来る、すべてという画面を追加する。 課題例えば、お魚カテゴリに入ると自動的に小カテゴリの鮮魚(生食