人生のボーナスタイムと思うことにした
最近のわたしの毎日はこんな感じである。
外で働いていた時にはありえなかった0時に寝て、8時に起きる生活。
最高じゃん!と思ったのも束の間、忙しくない罪悪感とリアルなコミュニティに所属できない孤独感で次第にわたしは追い詰められていく。
夫の転勤で九州に移住してから、わたしは外の世界に居場所を見つけられなくなっていった。
平日は家から一歩も出ないし、いつも一人でほとんど誰とも話さない。
夜に夫が帰宅してから、ようやく自分の声帯と表情筋が動くのを感じる日も多かった。
これまでフルタイムで会社員として働いていた仕事を失い、週3・4回のパートを始めるも上手くいかなかった。
今は動画編集の仕事をひっそりと続けながら、専業主婦な1日を過ごしている。
存在価値がわからなくなった
時間を持て余すと、人は良くないことばかり考えてしまうもの。
スマホが熱くなるまで「専業主婦」「仕事ができない」「価値がない」などと検索をかけて、自分の立場を批判するような言葉を見つけては、それを読み込んで傷ついてを繰り返す時間に依存していった。
今思えば、フルタイムで働いていたとき抱いてしまっていた専業主婦への偏見が、倍になって自分自身に返ってきたのだろう。
自分で自分にストレスを与え続けた結果、体調を崩して眠れなくなってしまった。
このままでは良くないと、今は少しずつSNSから遠ざかるようにしている。
過去の自分は別の苦しみをもっている
わたしは数年前から手帳に日記をつけている。
それを読み返してみたら、過去の自分は今とは別のことで悩んでいた。やりたいことができないだとか、人間関係が難しいだとか、仕事が忙しいだとか…。
すべての悩みから開放される日はこの先もこない。どこへ行っても、なにを選んでも、そこにはそこの苦しみがあるということを改めて理解することができたのは大きかった。
BADモードからの復活
そんなときに出会った1本のYouTubeがある。
YouTuberやライフスタイルブランドのディレクターとして活動されているmiku / 未来さんの動画だ。日々の暮らしや旅を楽しんでいる姿に元気をもらえる。
動画の後半部分、人間関係はグラデーションというテーマで語られているラジオのなかで「これまで頑張って階段を登ってきて、今はその階段の踊り場で踊っている時期」という言葉があった。
この動画があったから、「今はたまたまそういうタイミングなだけで、罪悪感より開放感を感じていいのかもしれない」と思うことができた。
ここでの生活もずっと続けられるものではないし、自分の軸を鍛えてここぞという時に踊れるようになれたら、この先どこに行ったとしてもきっと大丈夫だ。
今は人生のボーナスタイム
そう思うことにした。
今まで時間がないと言ってやらなかったことをして、幸せを噛みしめていく。
この先も心に柔らかな部分を残したままでいられるように。
明日もよい一日を!
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