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モノゴトの起源に触れたい

お久しぶりです、前回の日記から今に到るまで、西日本豪雨や北海道地震、大阪北部地震、日本は大雨や地震などいくつもの災害に見舞われました。

そしてこの文字を認めている今、iPhoneから「地震です」という険しい音でなるアラームが「生きている」という事実を突きつけてきます。

実を言うと、私はめちゃくちゃ臆病で、3.11の震災の映像が衝撃的過ぎて、あれから災害の資料を中々目にできない時が続いていました。見れるようになったのは去年のこと。
災害を境に身の回りの色んなことが崩れていってしまったことが、今でも思い出すだけで怖くて、災害が起きた時のニュースを開くことができないでいます。
2018年の夏、一人でできたことは、現地に行けるでもなく、小さな募金をするくらいのことでした。

さて、話は変わって、お二人の質問に答えていこうと思います。

おゆちゃんはお祭りをつくろうとしている、どうして? - 若葉ちゃん

以前話題にした、金沢のテック×工芸の企業secca.incさんのご縁で、好奇心から学ぶプラットフォームVIVITAという施設のサポーターになりました。
この施設がある柏の葉という場所は、人が定住し始めて40年弱という歴史の浅い地域で、VIVISTOP前にある調整池の認知のために行われる「アクアテラスフェス」という催しが10月28日にあります。

人々はやはりコミュニティを求めて昔で言うところの「祭」を作りたがる習性がある。
そこには決まって音楽があって、催しがある。大体食も入ってくる。
マーケットみたいにモノを販売する場所もあれば、型抜きの様に体験を価値にする場所もある。収益も何も生み出さないものが大体祭りの核になっている。(昔で言うところの神楽とか、現代でも神輿とか、盆踊りとか)
真っ新な場所から作るお祭りから学びたいことは、全ての営みは繰り返されていると言うことを書籍や人の話を聞くのではなく、体感的に理解したいから。
というのが一つの理由にあって、もう一つは、子供達発案の催し物があること。
この下のチラシにある「KAZEKIRI」。
大人達の発想では到底及ばない様な「ジェットコースター」と言う安全面や申請を考えたら実現不可能と言われてしまう様な子供達の案が採用され、そのプロジェクトの実現に向けて、子供達が殆ど大人の手を借りず物事を調べて主体的に動いている。
通常だったら「危険だから」の一つで一掃されてしまう様なことも、まずは子供達に考えさせてみて、大人が全力で支援する環境がある。
私はそれがどんな風に作られて行くのかどの様になるのか、その後どう社会に受け入れられていくのかを、見守り、発信する役目を担いたい思ったのです。長くなってしまいましたが、これがお祭りをやりたい理由です。


因みにここで私は「植物ハンターになろう!」と言う、幼稚舎時代の理科部の先生とのエモい記憶を引っ張ってきた、植物標本づくりとブーケ作りイベントをやります。アクアテラスの周りはレアな植物も自生していて、植栽企業さんからの許可も出ており正式にハントできる環境です。
花屋で見たことない花も沢山あるよ。

VIVISTOPにいる子達は、大人と子供という境があまりなく、
「ねえねえ、おゆ〜」と気軽に喋りかけてくるし人の上に乗ってくるし、自分の作品をアピールしてくるし、人間の楽しいから○○しているというのが全面に出ていて、ユートピアである。
気づけば片道1時間半くらいの場所にほぼ毎週通ってしまっている。
「教える」という息苦しさもないので、全然疲れないし、寧ろ楽しみに行っている自分がいる。何なら自分で作品を作ってもいい。
そんな環境だから祭りを作りたい、と心から思えたのかも知れない。
「やりたい」と思うことに向き合っていく、これって学びの本質だと思うし、仕事の本質の様な気もしている。

「答えのない議論をすること」。それは「答えを更新しつづける議論をすること」であってほしいなと願っています。 - 碧さん

私もそれには同意。
今月、また二人の声を聞けたら嬉しいな。
距離が近いし私が永田町に若葉ちゃんに会いに行ってロンドンの碧さんとやりとりするのはどうだろうか。

また、文面にあった「2018年の夏に過ぎなかった」という一言に、私の中での社会に適応しなければならないと思い込んでいた #平成最後の夏  は綺麗に溶かされてゆきました。日記を読んだ時に、ちょっと社会の時間に頑張って合わせすぎたことに気付き、虚しい気持ちになり、涙を流しました。
ロンドンで踊るように生きている碧さんのテキストに、時折助けられています。

本当は、早々に切り替わるムーブメントにいるよりも時代性を感じない普遍的な格好良さに恋焦がれているのです。
因みにこれは白州信哉さんのTwitterをみて何この格好良さ、と思い言葉にならない「ふぁー」と言う音が出てしまったので、みんなに見て欲しいので貼りました。理解してもらえたら最高に嬉しい。この企画には人が集まらなかったみたいだけど。

ふたりはどう?最近、孤独を愛せてる? - 碧さん

相変わらず、自分の仕事をするとなると毎日終電で帰り、python動かせる様になりたすぎて帰宅後に玄関で作業して、少し遠くに同じ位の時刻に仕事を終える人がいて、その人とやりとりをしながら、力尽きてそのまま玄関で寝てしまい朝慌てて身嗜みを整えるの繰り返し。
日々の生活が破茶滅茶だなあなんて思うけれど、休みにゆっくりと浸かる湯船や、早く切り上げられた日に食べる食事に全力で取り組むことが多くなったかも。

毎日それなりに好きなことをしているから体感的にも楽しいし、「最近楽しそうなことしているね」って言うテキストが学生時代の同期から送られてくる、から楽しい様にも見えるんだと思う。
同じ考えを持って一緒に楽しんでくれる人なんて世の中に殆ど居ないって気づいたから、自分で自分のことを離さないことで精一杯なのかも。
これが孤独の愛し方なのかな。
今日も生きていて良かったなと日々思えています。


【過去の日記】

1. 「ありがとう都会のオアシス」
 共同作成者二人の紹介と、季節の花についてさらっています

2. 室町・桃山の要素を混ぜた現在を創りたい
 好きなこと、目指すところ、時間飛行について

3. 真、問う
感動した金沢での出来事、お二人への手紙

4. 東京は楽しいけれど、この地で走り続けることへの疑問が湧いてきた
何故か周囲から好評だった回

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