僕のことダメな人って叱りながら

熱烈にチャットモンチーの曲を聴いている。
世代的にはもう少し先輩の人が聴いていたチャットモンチー。
中学生時代に、Yahoo知恵袋でおすすめの恋愛曲ありますか?の解答にチャットモンチーの『風吹けば恋』がベストアンサーに選ばれていて、聴いてみたらリズム感とボーカルの声と当時陸上部だったのもあって歌詞に疾走感あって好きになったのがきっかけで知っていた。
(大会で走ってる最中にこの曲が無限ループして頭おかしくなりそうになったのは忘れて良い)

一年くらい前、元恋人と沖縄旅行してる時に、車で適当に音楽を流していたら、チャットモンチーの『シャングリラ』が流れてきた。
その時は初めて聴いたな…という感想だけを持って今まで忘れていた。
私がその時知っていたのは『風吹けば恋』と『世界が終わる夜に』だけだった。
古宇利大橋を渡っていた時、壮大で澄んだ青が広がる海と空、吹き流れる心地よい風に私たちは沖縄旅行を存分に浮かれ楽しんでいた。
そんな時に流れてきた『世界が終わる夜に』は、浮かれた気分を、一気に世界の終末を報せるように車内を静寂へと導いた。
チャットモンチーにはそういった思い出もあったのだが、最近になって『シャングリラ』をちゃんと聴いてみて、めちゃくちゃ好きになった。
このきっかけがしょうもなくて書くか迷ったが、一応書くと、カラオケで歌える歌のバリエーションを増やすためだった。

カラオケには滅多に行かないというか、むしろ嫌いだった。
人前で歌うことも好きじゃないし、人の歌を聞くのも苦手だった。
しかし友人と遅くまで飲んで終電を逃して、カラオケに入った時に気を許せる人の前では歌えることがわかった。
だからといってカラオケを好きになった訳では無いが。

『シャングリラ』はメロディが好きだ。
まずはメロディから好きになる。
そこから歌詞をよく聞いていくと、1番のAメロの「携帯電話を川に落としたよ。笹舟のように流れてったよ あーあー」と言っている。
いや、大絶叫だろ。
携帯電話を川に落として流れいってるのをただ呆然と眺めている"僕"は恋の対象である"君"を思うだけで眠れないほど、恋に溺れているんだろうというのは分かるが、さすがに川に携帯電話落としたら
うわわわわわああああ待って待ってやばいやばいそっち行くなうわうわうわ止まって止まってまてまてまてあああああああ
くらいになると思う。私なら絶対なってる。いくら恋に溺れていても、YouTubeとTwitterが見れなかったらやばい。

でも1番最後の「僕のことダメな人って叱りながら、愛してくれ」は、好きです。


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