大手デジマケを退職して1年。レールがない道を歩いて思うこと。
こんにちは、マンガ&マーケティングを生業にしている北海です。
私は昨年、WEB制作業界ではトップの業績となる企業を退職しました。それからもう1年。レールがない道を始めて歩いて思ったことを徒然つづってみたいと思います
悩んで、勢いかもしれないけど、もしかしたら大失敗するかもしれないけど、、でも5年後には今よりもっと動けなくなってるはず。そう思って退職したあの日。
思えば「私は将来個人で活躍したいから」と言いつつ、普通に大学を卒業して、潰しが効くようにとIT業界へ就職しました。
いつか挑戦してやるんだと強気なことを言う割に、ずいぶん、レールに乗っかった人生だ。と気づいたのは25歳のことでした。
就職してからもう、3年も経っていました。
周りを見渡してみると、同い年の子がYouTuberとして、実業家として活躍しています。
10代から仕事を始めて挫折を経験して、やっと花開いた人たち。
そんな時、私はというと、「IT企業に勤めている自立している私」に完全に酔っていました。同僚と仕事の話をするのが大好きでしたし、飲み屋ですら仕事の話になると楽しくなるような女でした。
でも、
これでいいのか?
このまま30歳になっていいのか?
25歳は私たち女にとって、岐路だ。
「女」と絞ったのは、どうしても我々には妊娠・出産のテーマが頭の中に常に浮かんでいるから。同僚の男の子はあまり身近ではない、でも25の女にとってはとてもとても身近なテーマのように思える。出産リスクを考えれば、5年後くらいには出産するか決めないといけないよ っていろんな先輩に言われてた。
そんな時思う。
「育休とってまた仕事に戻って、、そんなこと私にできるのかな?」
今の時代、大きな会社なら出産して戻ってくることはできる。時短のまま管理職についている人もいる。
だけど、そんな「立派な」女性たちを見ていて
より強く、「私には彼女たちの様にはできないんじゃないか」と言う思いは強くなっていた。
そんな時、同世代のYouTuberの活躍を見ていて思った。
「私も動くなら今なんじゃないか」
例えばこのまま30歳まで勤めたとして、子供を産んだとして、同世代のキャリアを止めていない男性たちに出世戦争で勝つことはできるのだろうか?
時短でも同じような成果を出すことができるのだろうか?
家にいて、自分でコントロールできる仕事であればいつでも休むことができて、誰かの冷たい視線を感じなくてもいいのではないか。
そしてそれは30歳になってからよりも今から動き出した方がいいのではないか。
そんな風に考えて、私は会社を退職した。
前職ではチームリーダーとして重要なポジションをもらっていた。
結果はまだ思うように出せていなかったけれど、きちんと教育してもらったし、先輩や同僚のことを好きだった。
だけど今決めなければと思った。
この人たちが私の未来を保証してくれるわけではないのだから。
そうして、私は長い旅に出る覚悟、生活レベルを下げる覚悟、誰かに甘えて迷惑をかける覚悟。しばらく芽が出なくて悔しい思いをするであろう覚悟。
いろんな覚悟をして独立した。
これだけ覚悟をしていても、この1年たくさん泣いた。
「ポーカーフェイス」で通っていた私でも、びっくりするくらい、涙は出た。
同僚に会えなくなって、みんなと楽しく仕事をする日々を夢にも見て、さみしくなった。
選んだ道が正解に思えない日もあった。
それでもいつかは正解にすると言う気持ちで、今日もレールに乗らない道を歩いている。これまで敷かれているレールを走る日々ではなく、毎日レールをとんとん叩き、道を作る日々だ。
答えがわからないなら、自分で答えを創るしかない道だ。
とても苦しいと思うけれど、今一番若い時に、この苦労を感じられることを幸せに感じる。
全然まとまっていないけど、今の気持ちはそんな感じ。
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