見て見ぬふりの功罪

見て見ぬふり

見て見ぬふりをする。
この対応をしていると無難にすむと思いがちです。
人としてはこの対応をとりたくなりますが、一方で卑怯な印象もあります。しかし、現代にいたって、見て見ぬふりが遠因となり、いくつかの問題が大きな事件に発展し、波紋を広げています。

見て見ぬふりがなかったら

旧ジャニーズの性加害事件、宝塚歌劇団のいじめ、パワハラによる劇団員の自殺、旧統一教会の多額献金事件、ビッグモーターの不正修理、パワハラ事件、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル、ハマスの戦闘など、世間を騒がしている出来事は見て見ぬふりがなかったら、起きなかった事件や出来事です。

見て見ぬふりの葛藤

見て見ぬふりはあまり良くないとの自覚はあるものの、誰でもしてしまう誘惑にかられ、心の葛藤をおぼえます。
例えば、駅のプラットホームから誰かが落ちたのを見たとき、どう行動をとるか、とっさにプラットホームに降り、落ちた人を助けるか？と問われたとき、ハッとします。出来るかと？。

今の私にはできないと思います。プラットホームに降りたけれど、のぼるのに一苦労する映像が浮かびます。まあ、体力の問題ですが、20歳のころだったらと。問われてもプラットホームを降りて助ける行為をするか？できないというのが正直な気持ちです。だから、それをできる人は「スゴイ」とい言葉しかとっさに出てきません。

森友哉選手の勇気