【治承・寿永の乱 vol.47】新田義重の参向
新田義重、頼朝のもとへ
治承4年(1180年)12月21日。この日、上野国(今のほぼ群馬県)の新田義重が頼朝のもとに参向しました。
以下はその時のことを記した『吾妻鏡』の記事(『吾妻鏡』治承4年12月22日条〔部分〕)です。
22日庚子。新田義重は頼朝の召還に応じて参上した。しかし、むやみやたらと鎌倉に入ってはいけないとお達しがあったため、山内(今の北鎌倉、鎌倉市山ノ内)のあたりに逗留した。
これは義重が軍勢を招き集めて上野国寺尾館に引き籠ったとの聞こえがあったためで、