【慶秀・慶宗・真海】 以仁王の乱に登場する寺法師たち(2)
慶秀 【けいしゅう】(生没年不詳)
『平家物語』に登場する平安末期の園城寺衆徒。
通称は円満院大輔でこちらの名前の方が知られています。また法名は『延慶本』には慶秀とありますが、源覚とするものもあるようです。
物語では園城寺から六波羅へ奇襲をかけようと合議していた時、合議をしている場合ではないとすぐにも奇襲をかけるべく飛び出したり、奇襲作戦中止を大将であった源仲綱が決めた時も中国の故事を引き合いに出して決行するべきと強く主張したりと園城寺衆徒(寺法師)の中で一番の強硬派と思