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私の創作のスタートライン

ごきげんよう、大淀です。

最近ふと思い出したのですが、私は人生でたった一度だけ、いわゆる文学賞に応募したことがありました。
あれは小学校くらいのことで、確か「小学○年生」みたいな児童向け雑誌に載っていた、子供向けの文学賞だったのではないかと思います。
あまりに昔で詳細は覚えていませんが。
子供の頃は確かに「小説家になりたい」と思っており、子供の自分でも応募できる賞があることに胸を躍らせて、一生懸命書いたのを覚えています。
書いた内容もおぼろげですが、ちょっとした謎を解くような、今思うといきなりそれは難しいだろ…みたいなテーマだったはずです。
結局それは一次審査にすら引っかかることもなく、自分の実力ってこの程度なんだなぁと子供ながらに痛感したのでした。

今思えば、作品作りの原初の記憶はこれだと思います。
この経験が後々の創作活動に影響を与えた…とは思っていませんが、こうやって何かを作る経験を積んだのかなとは思います。

私は今でこそ小説家を目指しているわけではありませんが、二次創作として作品を書き続けています。
あの頃は単純に自分の非凡さを憎く思ったのですが、今振り返ってみるとなかなかすごいなと思うこともあります。
まず締め切りまでに書き上げ、それを応募した。
これは本当にすごいことです。
プロでもないのに〆切がある中で原稿を作って入稿している今の私から見れば、これが出来ただけ立派です。
アイデアが素晴らしくても完成させられなかったものよりは、内容はどうであれ完成したもののほうがずっと価値があるはずです。

思えば何度も原稿完成させてる自分って偉いな。
誰に頼まれたわけでもないし、お金にもならないし、情熱だけでこんなにしてるんだもの。
そう思いながら、原稿の未だ真っ白なページを見つめながら、自分に優しく生きるのです。

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