母の日に感謝できなくてもいい ~今の気持ちを大切にして 手作りおやつ工房とさか~
今日は母の日
何人かリピーターさんから「母の日にお菓子を送ってほしい」とご注文を頂きましたが、工房はいつも通りの一日。
「とさかさんのお菓子を大切な人にも食べてもらいたい」とご依頼を頂くのはとっても嬉しいですが、一般的なケーキ屋さんのように母の日を全面に打ち出すことはしません。
あの頃の私のように、お母さんに感謝どころか親に対して憎しみを抱いたり、感謝できない自分を責めて苦しんでいる人もいると思うから。
母親や子を亡くして、「母の日」一色で賑わう街中に出るのが辛い方もいるかもしれないから。
親を恨んだ20代
「私なんか産まれなきゃよかった」
「私は親孝行するどころか迷惑でしかない」
「私が死んだら、両親は悲しんでくれるだろうか?」手続きやらなんかで、「あいつは死んでも迷惑かけやがって」と思われるだろうか?
そんなことをグルグル思い悩み、自暴自棄になったり、異性関係で自分の存在価値を確かめたり、綱渡り的な20代でした。
ある時、信頼していた数少ない友人に両親のことを話すと、「は?なんで親に感謝しないの!」と責められ、その友人とはそれきりになってしまいました。
親も孤独で辛かったんだ
カウンセリングを受けたり本を読むうちに色んなことに気づきました。
両親は私を愛していなかったわけではない。むしろ愛するがゆえに、「我が子をちゃんと育てなきゃ」「我が子が傷ついてかわいそうなことにならないように」と、社会の危険や様々なリスクから守るために支配的だったのだろうと考えるようになりました。
その行為は虐待に当たるものだったかもしれない。自分が両親にされてきたことを認めるのは苦しい。だって、やっぱりお父さんとお母さんのことは大好きだから。でも、私は深く傷ついてきた。
勘当だと父から言われて会えないし、もし会える機会があったとしても、心のバランスを崩してしまいそうだから今は会いたくない。
両親も社会の中で孤独で不安だったんだ。
そう感じるようになってから、もし今の私が当時の母に声をかけられるとすれば、
「お母さん、大丈夫だよ」
と言いたい。
お母さん、今幸せに過ごしているかな。
子の幸せを願うなら、まず大人が幸せでいてもらいたいと思う。
手作りおやつ工房とさか
横浜市港南区日野8-31-15
08052439954
oyatsukobo.tosaka@gmail.com
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