子供は洗脳されていると言う更なる洗脳をやめる

●子供は洗脳されていると言う更なる洗脳をやめる

どうもです。満野和敏(みつのかずとし)です。

別居親の方と話をしていると、「子供が同居親に洗脳される」と言う言葉をよく聞きました。

そして、僕はこの言葉を聞いた時に悲しくも思いました。

これって、一つの面では真実だけど、一つの面では真実ではありません。

確かに、子供は親の価値観を受けて成長していくので、それらはある種の洗脳で、それを学んで大きくなっていきます。

だけど、子供の世界も成長と共に広がっていき、今まで知っていた価値観とは別の価値観と出会います。

そして、その中で子供達は色々な価値観を取捨選択しながら、自分の中に価値観を手にしていきます。

子供は無知のままではなく、日々自分の学びを経て成長をしていきます。

ですので、「子供は洗脳をされたまま」生きていくと言う事は逆に難しく、どこかで必ず自分に合わない価値観がある事に気づきますから、その時に子供は必ず自分で選択をするので、洗脳されたままと言うのは事実上考えづらいです。

でも、「子供は洗脳されてる」と言う言葉は、子供にとって強烈な洗脳になる事があります。

ここは子供に会って直接言ってないから大丈夫とか、そういう問題ではありません。

「子供は洗脳されるもの」と言う価値観を社会通念として認知させている以上、この価値観は広く浸透して、この価値観にチカラを与え、子供たちを苦しめる事になるからです。

また、これらは直接の言葉ではなく、見えない価値観として子供の中に入っていきますから、子供達はそのような価値観を持っている事に気づけないまま苦しむことも多くあります。

そして、「子供は洗脳されるもの」と言う価値観の裏には、「子供だけじゃ何も変える事が出来ない」と言う裏の価値観もあるので、その価値観に縛られて、子供達はチカラを失う事もあるのです。

だから、「子供は洗脳されるもの」と言う言葉で、子供達に更なる洗脳をするくらいなら、「子供は自分のチカラで選択できるようになる」と言う方が良い方向に向くと思うのですがどうでしょうか。

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