#虚無くんと悪魔 点3・(星座※)(ネズミダンス)

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#くまのレストラン #音楽 …
#虚無くんと悪魔

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著者────【oyasumi.】

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点3・(星座※)(ネズミダンス)
【「ソレが自分の尻尾だと思うのは、食べ終わる2、3秒ぐらい前だったよ」。】

 よく、近所の野良猫の会話を壁のスキマから覗いては見つかりそうになると頭から咄嗟に隠れてガクガク震えていた。でも、結局のら猫の会話が面白くて「拾い食いしただの」「ヒトから落ちたお金で屋台飯を頂いただの」色々と…変わった変な会話ばかりだった。他の友人のネズミからは、「そんな趣味ばかりしてると、いつか頭から猫に食われるぞ」なんて言われたりして。

 夏は、水気がある。外が暑いからか、コンクリートというか小石、石、岩。あたりから、苔やカビがじめじめと土の奥底から(夏の)熱混じりの「独特な湿気が、我が家」辺りを一層、充満していてまるで雑な密林地帯。意外と梅雨っぽい。更に熱気と、自分(ネズミ※)の、、夏特有の喉の乾き。全身がじめじめする。キノコが生えそう。炎天下、どこにいても炎天下。毎日なつ(夏)はだるい、溶けそう。┈┈┈┈┈〝 真夏は、移動手段を更に更に遮(さえぎ)るに、限るのだ。体力の消耗がとても激しい。行動一つ一つをさらに過敏にしなければ、都合ばかりが暑さで目立つ。都合ばかり、1個、1個、太陽が目立たせる。ワタシの食事(食欲)も、とてもじゃないが…喉の乾き(水)と、一度と数時間ほど腹を満たす程度の、食べ物(固形物)〟┈┈┈┈┈。

 それで、ぐっすり眠りたい。全身が汗まみれで、じっとワタシ(自分)の体の内側を睨んでくる。早く食事をとらないとならない。その日は、普段から想像しないような動揺と情緒の不安定さが印象に残る。歩いていると、周りの温度から、地面が吐き出す熱気やらでザワザワしていてすれ違う植物が横腹や背中をぶつかって来るような被害妄想ばかり。──あ、みず…──。急に気が逸れればいつも通りの寄り道の食事。飲料は確保。・・・・少し足取りが軽くなった。よし、このまま美味しいご飯の固形物...いつもより、豪勢で少し出来れば変わった明日のワタシ(自分)の糧に大きく役立つ食事をとりたい……。・・・こんな時、暇がてら聞き耳を立てていた野良猫の会話を思い出す。野良猫は、グルメな情報を持っている。自分というネズミ自身も、生活第一であるので身内の情報に疎いわけでは無いけれど。

 〝 声【・・・曲がり角の、、藍色の食事の木……・・・・のそこ、大きくてカサが、とても目立つんだよな。・・れ、ないから丸い信号機の真っ青な青って呼んでる・・触れないから・・・・・・・・・・何かめちゃくちゃ美味い〝匂い〟。腹が減る、あのあたり・・・・まだ、──まだ、──……・・・】声〟。

 ───どんな食べ物なんだろう…─、ずっとこの曖昧な会話を覚えてる。頭に心臓が出来たみたいに、空腹と何度も何度もうろ覚えの会話の野良猫達の声、頭痛のようにおでこを鈍くノックする。何だか、今日はとてもうるさい全身。藍色の食事の木。あれは確か、よく目立つキノコ。ぐんぐんと伸びて、食べ損なったキノコ。理由は……何故なんだろう。ネズミ同士でも一度も話を聞かなかった。たまに集まっては、話す。雨宿りにもならない、藍色のキノコの幹に寄り添っては。ただ、あの食事の木は〝それだけだったから〟。雨粒はそんなに滴らなかった。ただ、真っ直ぐに天井に伸びて向かって。変わり映えはしないだろうか。

「お腹が空いたな、雨水ひとつでも……って蓄えは〝お前〟には無いんだろうな」。
「嫌に、良い匂いがする、、確かに猫も気になるだろうね」。
「〝お前〟──少しは、キノコらしい姿をしないか。猫にもワタシ(自分)らにも、扱いが酷いよ」。

 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈────雨、どしゃ降り。お腹が、空いていたから。興味本位から、一口一口ひとつひとつ、口に運んで、胃袋に貯蓄する。美味しいご飯。何だか、久しぶりに食べたみたいだ、生活をしているのに、毎日まいにち。まいにち。
星が沢山、流れ星みたいな彗星が私の内臓に身体中、どしゃ降りみたいに降って。全身がキラキラ光って何故だか懐かしくて。
 
「ソレが自分の尻尾だと思うのは、食べ終わる2、3秒ぐらい前だったよ」。

 

 ────雨が止むのを、待って。
  

 

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https://youtu.be/cTt1AAM3qcg
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【ぜひ、おためしあれ】
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著者・・
oyasumi.
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