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9月の終わりに、明日からの人生のために

9月の最後の日。
「ジャニーズの岸くん」最後の日。
今日を力いっぱいカラッと晴れ晴れしく終わらせました。かっこいい岸くんでした。

こちらを心配させないように努めてくれたのかもしれないけど、みんな知ってのとおり「後悔ないくらいやってれば報われなかったとしてもそれは納得のいく報われなさだ」とまっすぐな瞳で言い切る人だから、そもそも彼の辞書には、未練とか後ろ向きな言語は載せていないのだろうなと思う。ので、きっと今の気持ちのままを言葉にしてくれたのでしょう。

永瀬とカイが3人を笑顔で送り出すと決めていたことを一緒に遂行したかったし、岸くんが出発する今日、背中を押して送り出す言葉を発信してくれた仲間や先輩たちにも心を軽くしてもらったから、そりゃ寂しいけど、新しい道から顔を見せてくれる日のことを考えたら、送り出す日も笑顔のほうがいいじゃん、て感じです、今。

たくさんのありがとうをくれたことだって、間違いなくこちらのほうが、生きてて楽しいと思える時間をたくさん、たくさんもらったしありがとうなんですよ、こっちのセリフなんです。
岸くんわかってるかな、伝わってるかな、エゴサしてるし伝わってるか、そうですか、よかった。(解決)

それにしても本当、たしかに最後の4ヶ月は「すいやせん!」を聞いた記憶がないことに思い返して気づいた、ありがとうは、いい口癖。
改めて頭のなかで6人を思い浮かべてみて、やっぱり岸くんがこの5年、いちばん大人だったのかもなあと思うなどして。(追記:やっぱり永瀬といい勝負。)
カイがいつも岸くんのことを「そこにいてくれるだけで安心する、お守りみたいな人」と言い続けていたことが、今はもっとよくわかるよ、ほんとうに表現力に長けた子。そのままの感覚で生きていってください。自信をもって。

そんなふたりももう、すっかり大人になって、自分たちの意志でいろんなチャレンジをしているところです。岸くんも見ててそう感じてるよね、そうだといいな。心配いらないよ、ふたりでちゃんとやっていける。

猫みたいにじゃれついて岸くんから離れなかった永瀬と、無理やり小競り合いを始めるという懐き方の迷子だったカイ。そのふたりが大人になるまで、岸くんがお守りでいてくれたおかげもあると思ってます。
そこもファンとして、心からありがとうを言わせてほしい。言います。どうもありがとう。



ふぉ~ゆ~兄さんたちのしれっとお誕生日だけ祝ってるようでそっと送り出してるのが伝わる優しさのかたまりブログと恭平くんのお会計は割り勘の関係を教えてくれるたのしいブログを読みながらへらへらと文字を打つ。ここまで比較的平常に近かったのだけど…

20:00を過ぎてからカイ、永瀬、勝利くんたちの、踏ん張って書いてくれてる言葉を読んで、脆くも崩れてしまった。あんなに力強く背中を押してるのに、手にとるように寂しいんだとわかってしまって、一気にその寂しさが覆いかぶさってきて潰れそう。ダメですね、わたしはもっとしっかりしてください。

わからないけど、玄樹ちゃんの時は長くお休みしていた時間とともに、もしもこのまま戻らない選択をしたとしてもすべて受け止めようと、覚悟にも似た気持ちができていたから穏やかにその時を迎えられて(ごめん)、紫耀さんと神宮寺勇太さんはその逆で、あまりにも時間が慌ただしく過ぎていったけど、2ヶ月待たずにすぐ姿を見せてくれたことで、スッキリ切り替えができたように思う。(日を追うごとに酷くなっていくファン同士の罵り合いにうんざりして脳が疲弊してぎゅうぎゅうに苦しいのはまた別の話。)

岸くんに関しては、グループを離れることが発表されてから事務所を出るまでに1年近く時間があったし、その間に気持ちの整理にもできると思ったのだけど、時間をかければかけるほど、やっぱり行かないでほしい、ふたりのそばでこれからもお守りになっていてあげてほしい、ジャニーズのエンターテイメントの先頭にいてほしい、欲が出てしまったのかそんなことを思ってしまうようになってた。もう嫌かもしれないのに。あっという間に歳をとることを知っている岸くんが、5月23日からひとりであれだけの多忙な1ヶ月を「こんなに長い1ヶ月はなかった」と言うくらい、日々が重たいものだったかもしれないのに。
そんな最後の日のカウントダウンは、ただ寂しさを倍増させただけだった。なんという自分本位。不甲斐のなさよ。申し訳ない。



それから、言ってはいけないと思っていたこと。


これでほんとうに、3人の“Prince”がいなくなってしまった、ということ。

これが、強烈だったんだと思う。

今さらこんな分析しても無意味だからやめるけど、とにかく寂しい、今まででいちばん寂しい。「寂しい」と声に出てしまったくらい、寂しい。

ただ、悔しさとか苦しみは今はもうないので、それだけが救いかも。
むしろそれは彼らの方が抱えているだろうから、なんとかしてファンでも取り払えるものなのであればそうしたい。痛み分けにできるならそうしたい。全員同じ責任を持った状態で前に進みたい。

とはいえ元々、悔しさも苦しみもすべて受け止めてバネにできる骨のある人たちで作られたグループがKing & Princeだと、勝手ながら思っているから、形はなくなってしまったけど、Mr.KINGと一緒になる前からあるPrince3人の絆は今も続いているだろうと書きながら思えるようになった。また救いのひとつになるかな。

この3人がミラクルを起こす可能性は、6人が再集結するよりも高いかもしれないし、まったくの0%かもしれない。あってもいい、なくてもいい、どちらでもいい。

それより、今King & Princeを、形が変わっても残したい、残すと決めたふたりに、物語の続きをしてくれてありがとう、と思っているので、早く落ち着きたいから、こういう話をするのは今日で最後にする。

永瀬とカイも、当たり前に寂しいはず。
それでも今日のライブMCや最後のあいさつでもしっかり前と今のKing & Princeについて意志を話してくれていたみたいで、頼もしい。逞しい。
今日と明日がツアーでよかった。
頭のなかを幸福感でいっぱいにして今日は眠ってね。

ああ、今日は岸くんのことだけ書こうと思ったのに。爆発したら全部King & Princeの話になってしまう。
でも岸くんのことを書くにはメンバーが不可欠だったということで岸くんには許してもらおう、どうもありがとう。(解決)

なんにせよ。

岸くんの14年間のジャニーズ人生のうち、たった5年半くらいしか知らないけれど、あなたの存在を知っていると知らないでは人生に雲泥の差があると思えるくらい、岸くんを知っている人生になれたこと、その人生をこれからも送れること、控えめに言って超ラッキーだと思ってます。
ほんとうに今までの人生で出会ったことのない初めての感じの人を見つけられてラッキーでした。

底抜けに明るいわけではないのに、なぜか元気印の人だと思われる。でも考えはひたすらポジティブだったりする。なのに突然ザッと一線を引き、ドライな顔を見せて場に緊張感を走らせることもある。永遠の後輩キャラのような扱いを受けることが多いけど、悪いことは悪いと、誰に対しても言えるんだな。
ああ、人間だ。
と思った。すごくおもしろかった。

《近くにいそうで、どこにもいない。》

こんなキャッチコピーを書いた雑誌があって、掴みどころがない感じは確かにそうなんだけど、でも夢とか幻みたいな人とはまた違って、すごく、質感がマットというか、人間を一生懸命やってる、という匂いがするのだ。

そんな不思議な人だけど、やっぱり岸くんを嫌いなひとは知る限りいなくて、岸くんが歩けば、話せば、食べれば、笑えば、すぐにそこが笑顔に包まれる。いつも真ん中に岸くんがいた。

ここ数ヶ月ではまさかの岸くん構文なるものが旋風を巻き起こして、大企業までが岸くん構文を使ってフォロワーを増やしたり。
Gメンの宣伝まで手伝ってくれたり。
企業アカウントで映画を観に行ったと報告したり。
こんなことあっただろうか、これだけいろんな人が1人に夢中になるなんて。伝説だと思う。

そのGメンも、映画館を貸し切るファンがいて、しかもそれが映画館的にOKだってことを初めて知ったり、誰もが退所までの公開だと思っていた上映スケジュールが延長されたり。異例も異例だった。

とにかく、あなたを取り巻く仲間たちも含めて全部、全部おもしろかった。

先輩からもらった、わからないことはわからないと言える人でいなさいというアドバイスのとおりに生きる岸くんも、バカみたいに真面目でおもしろくて、だいすきですよ。

ジャニーズとして、1人の人間としての岸くんの意志が
こうして受け継がれてしっかり足跡が残ってる。
そこに姿がなくても存在を感じることができる人が
真の国民的スターになるんだと思う。

人は、出逢うタイミングを自分で選択することはできない。あなたたちがどう感じているかは別として、5年半前にあのタイミングでKing & Princeとしてデビューしてくれていなかったら、あなたたちには出逢えていなかった。わたしは、今のわたしじゃなかったと思う。

今はまだ、5人の声が入った曲はなんにも聴けない。でも、永瀬とカイが歌ってくれた曲は聴ける。これは、100%ふたりのおかげだと思う。ふたりになったKing & Princeが、諦めずにだいすきな曲たちを歌い紡いでくれたから、やり直させてもらった気がしてる。とても感謝してる。
ただこれは、全員を好きだったわたしだからやり直せたのだろう、とも思ってる。
最初からふたりのどちらかだけを好きだったファンもそこは問題ないのかな、とも。
その分余計に、3人の誰かだけを好きだったファンにとっては苦しいことだということも理解してるつもり。
フォーマットから消えてしまったように感じているかもしれないけれど、5人の、6人の声でできあがった最初の宝物はそのまま、絶対に消えないから、大切に宝箱に入れて時々開けてみたりしながら、これから紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸くんが発信する、誰にもマネできない名曲に出会う日を楽しみに、一緒に待てたら、うれしい。
わたしはわたしで、5人、6人の声の曲を、いつか再生するべきタイミングを手に入れたと大袈裟じゃなく感じられるようになった時に、またその宝箱を開けてみようと思う。

もう、同じ画面上やコンテンツで会えない可能性のほうが高いし、聴くこともできなくなってしまった音楽に、何度でも出会えるアルバムをありがとう。こうやっていつまでもお互い元気で、生きていこうね。


さあ、これで本当の本当に、King & Princeは永瀬とカイのふたりっきり、岸くんは岸くんの新しい人生のスタートです。
もちろん、とっくにふたりだったんだけど、意識のどこかで、近くに岸くんがいてくれてたような気がしていて。
わたしらの知らないところであなたたちの想い合いは続いてくと思うけど、新しい場所でお仕事が始まればみんなそれぞれ忙しくなるし、考える時間は少しずつ消えていくと思うので、道はここで、バイバイです。
ここから、こちらから見えるあなたたちの道が、楽しいままいくつかに別れるだけってことにさせてもらおうかな、します。楽しいが増えちゃうんだ、やったね。

ふー。
途中かなり鬱みたいな感じになりかけて危なかったけど、書いたことで少しだけ、心が軽くなった、かも。
画像とか見返しながらいろいろ思い出しちゃって一生終わりそうにないので、強制終了。

メソメソは今日でおしまい。
あー、ほんとうに楽しかった、しあわせでした!

King & Princeは2人になったけど、毎日たくさんしあわせ届けてくれるし、玄樹ちゃんもズンズン前進してるし、紫耀さんも神宮寺勇太さんもギア入れたことだし、岸くんの再出発の旅がスタートするし、もう泣かない。

改めて岸くん、
14年間のジャニーズ人生お疲れさまでした!
そして紫耀さん。神宮寺勇太さん。玄樹ちゃん。
永瀬。カイ。
わたしは誰がなんと言おうとたくさんしあわせをくれた全員の味方でいます。

所属先のこととか、この先のエンターテイメントがどう変わっていくのかとか、素人には到底わからないことだらけだけど、よいことだけじゃなくよくないことも目を逸らさず向き合おうと思ってる。野次馬やコメンテーターたちはとにかくスピード感を要求してくるけど、大きな問題をサクッと手短に片付けられると思ってるのが異常なのであって、これ以上誰も傷つかないようにすることを最優先に、丁寧に丁寧に時間をかけて解決へ向かわせなければならないものだと思うから、所属先も、言われるままのラジコンにならず、心を持って柔らかくなるように解していってほしいと希望します。

そのうえで表現者であるあなたたちが都度現れる選択の場面で自分の行きたい方を選び進んだ道に、きれいな花が咲いていくことを願い、その花が咲き続けられるように、わたしたちファンは、水をあげていくのみです。

その歩みを続けるためにも、疲れた時はちゃんと休んで、心を許せる人と美味しいごはん食べて、笑って、健やかな自分をキープしてください。それが、あなたたちが口を揃えて言ってくれる、ファンのためになります。

これからもとことん楽しもうよ、一緒に。

じゃあね、またすぐに。


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