10月13日 くもり時々晴れ
朝起きた瞬間から体が痛い。
ちょっと変な姿勢で寝てしまったからか、きのうスケートのレッスンに行ったからか。
仕事に行く支度をしながら、なんとなく流していたのはこの動画。
以前も観たことがあるのだけど、上白石萌音ちゃんのやさしい言葉選びと耳障りの良い声がやっぱりだいすきで、朝からとてもしあわせな気持ちになった。
動画の内容と相まって読書欲が高まる。明日は移動が長いので本を携えていこうと思う。
昼休みに、なにを見るともなくスマホの画面を眺めていたらメールの通知がきた。
【 e+より】当選のご案内
オタクあるあるかもしれないが、今日がなんの当落発表日かわかっていなかった。
ドキドキしながら開くと、スピッツのツアーのチケットが用意されていた。信じられない。
3年半ぶりのアルバムをひっさげたツアー。
前回のアルバム「見っけ」が出たときはまだ学生で卒論やら国家試験やらを控えていて、ライブどころではなかったので、今回のツアーは絶対になにがなんでも行くぞ!の心意気だった。
ファンクラブにも入会して、気合十分でツアーに申し込んだ。今年の3月ごろの話。
だけどおそるべしスピッツ、全然チケットが取れない。すべての先行に落選し、一般は瞬殺。最後の最後で、来年1月の大阪公演(長い長いツアーの終着点)に申し込んだところだった。
もう半分以上は諦めていた。まだ信じられていない。生きているうちにスピッツの音楽を浴びることができるのか。信じられない。
さらに1時間ほど後、こんどはローチケから 抽選結果のお知らせ、というメールが届いた。
「生誕50周年記念!!大泉洋リサイタル in 武道館」
チケットは用意されていた。スピッツと同じ頃からずっとずっとすきだった大泉洋さん。信じられない。というか、武道館でリサイタルをやることすらまだ信じられていない。
なにを見せてくれるのかまったくわかっていないし想像もつかないけど。
ああ、来年まで生きられる、と思った。
とてもとてもしあわせだった。
別にしにたいわけではないのだけど、この世界にはしんどいことが多すぎる。
重い体をどうにか動かして、どうにか笑顔を保って働いていた午前中。新しい大きな仕事を任されてなんとなくずっと生きた心地がしなかったここ数ヶ月。ぜんぶ救われた気がした。
あしたはひさしぶりの遠出。ちょっと懐かしい場所へ。さてなにを食べようか。なにをお土産に買おうか。
こんなふうにちょっとずつでも先のわくわくを積み重ねながら生きていけたらいい。
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