親切の後付け
今日はゲストハウスの話です。
最近、心がけていることで我ながらいいかもと思っていることがありまして、自称「親切の後付け」と呼んでいます。
要は気を利かせるって話なのですが、やっていることは一つで「この後どこに行く予定ですか?」って聞くようにしています。
というのも、ひととまるは不便なところにありまして、それがお客さんの小さなストレスになっているなぁと前々から思っていました。
例えば電車は1時間に1本ですし、駅から歩いて20分ほどかかります。
バスが頻繁に走っているわけでもありませんし、常時空いているレストランや居酒屋はありません。
それで予約時にいかに不便かってことをメッセージで送っているのですが、どうしても読まない人の方が多数でして。
読んでくれれば、事前にお客さんが自分でいいプランを立ててくれるのですが、来てから気付くことの方が圧倒的に多いんです。
なので、到着時に若干疲れちゃうんです。やっと着いた感があるんです。
以前は「メッセージで送ったのに」とか、「田舎だからそれくらいは知っててほしいな」と思ったのですが、それは違うなと思い直しまして、じゃあどうすれば解決できるかを考えた結果、来てからいかに不便さを感じさせないかってことに注力するようにしました。
それで辿り着いたのが、どこに行きたいかを率直に聞くってことです。
聞いて、そのお客さんにとって最良のスケジュールやプランを提案する。言葉にすると当たり前ですが、意外とサボりがちだったなぁと反省しました。
メッセージを送るなど先回しもしていたのですが、どうしても届かない人がいます。なので、後付け作戦です。
まだまだどんなことが喜ばれるかは手探りですし、全てに対応ができるわけでもないので、やり方や内容も絶賛模索中です。ただ、ちょっとした優しさにたくさんの意味があって、いつの日か「なんか痒い所に手が届いてるゲストハウスだよね」って思われるのを目指して、試行錯誤します。
ただ気を付けようと思っているのは距離感で、なんでも積極的に話しかければいいかって言われると私は違うと思っていて、その辺の言葉にできない絶妙なバランス感も忘れずにいたいです。
あと正直なことをいえば、不便さを楽しめる人に来てほしいとも思っています。どうしても完全に不便さをぬぐいきるのは不可能なので、田舎でゆっくりしたいって人に来てほしいです。ミスマッチには勝てません。
どんな人に来てもらいたいと思っているかも、また整理してみようと思います。
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