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レビューに対する怒りは何も生まない。

お店をしていたら誰しも悩むのがレビュー(口コミ)との向き合い方です。

低い評価をつけられると落ち込みます。

ゲストハウスを2年弱経営してみて低い評価には3パターンあることがわかりました。

①単純にお店側が悪い
これはもうなんとも言えません。
飲食店であればおいしくない、ホテルであればうるさい、汚いなどお店側に問題があるパターン。
もちろん偶然タイミングが悪くて迷惑をかけてしまったことなどもあると思いますが、基本的にはお店側が悪いパターンです。
お店側が改善して評価をあげていくしかありません。


②どこにでも辛口
これってお店側はどうしようもありません。
例えばGoogleですと、その人がつけた他の評価を見ることができます。
すると結構辛口なコメントばかりだったりします。

辛口コメントをすることが趣味、もしくは厳しい目でしかお店を見れないんだなとわかります。せっかくお金を払っているのに、もう少し楽しむ心を持てばいいのになぁと寂しく思います。

こういう人から逃れることはできないので、諦めるしかありません。
ある意味貧乏くじと思っています。


③評論家タイプ

手放しで高評価せずに、必ず問題点を一つでも指摘し評論するタイプです。むしろそうすることが正しいと思っている印象もあります。
日本人は海外の人に比べるとこのタイプが圧倒的に多いです。

私はこのタイプの人が一番嫌だったのですが、実は一番お店の役に立っている人でもあることに最近気が付きました。

どうしても、「低く評価されること=悪」みたいに思ってしまい悲しみや怒りの感情が湧いてくるのですが、このタイプの口コミは回り回るとお店のためになっています。

万人に受けるお店ってありません。
個人店であればなおさら客層は縛られます。
うちはゲストハウスなので、なおさらお客さんを選ぶ必要があります。

そういう時、レビューがフィルターの役割になります。

例えば、「若い人にはいいと思いますが63歳の私には合いませんでした」ってレビューがあったら、それを見た58歳の誰かは「そっか私には合わないんだな。なら行くのやめておこう」ってなります。

ゲストハウスなら「隣の方のいびきが気になって眠れませんでした。神経質な方には合わないかもしれません」って書かれていたら、そっか、私はいびきが気になって眠れないタイプだからやめておこうってなります。

これってミスマッチをあらかじめ防いでくれるのでむしろありがたいことだと思います。細かい点数はさておき、書かれた内容に価値があります。

とは言え、やっぱり高い評価は嬉しいし、低い評価は悲しいです。
でも、レビューってこちらでコントロールできないし、どうしても低く評価する人はいます。
もうしょうがないんです。

できることは日々の改善を繰り返していくことだけです。
だからレビューに一喜一憂せずに、目の前のことを解決すること。
長期的なお店作りを見据えて改善していくことしかできません。

私自身もまだ悟りの境地に達していませんが、前に比べると気にならなくなってきました。

実はこれに気付いたのは友人のアドバイスのおかげです。
やっぱり持つべきものは信頼できる友です。ありがとうございます。

もしレビューに悩んでいる人がいたら、一緒に解決していきましょう。
時にはお店同士愚痴を吐いて、発散してもいいと思います。

最後に一言
レビューは天気や季節も影響するので、どうしようもないこともあります。例えばひととまるは海沿いにあるので、雨だったら評価は低くなるし、夏の評価は高いです。逆に今の時期は全体的に低いです。
これもしょうがないことなので、あまり気にしないようにしています。

点数なんて主観的なものなので、気にせず乗り越えていきましょう!

追記:腹いせタイプもいます。
うちも一度だけありますが、ルール違反をしたので注意をしたら、レビューで態度が悪いと書かれたことがありました。

しょうがないと割り切るまでに時間がかかりましたが、もうしょうがないですよね。
抗議もしましたがダメだったので、返信で経緯を書いてとりあえず消化しました。

読んでいただきありがとうございます。 みなさまからのサポートは子育てに使わせていただきます。