価格競争はこわい。
最近、ゲストハウスの価格下落がゲストハウス界隈のtwitter上で話題になっていました。
京都は最安で1泊1000円のところもあるそうです。東京も大阪も広島もだいたい1200円前後で、もはや価格崩壊甚だしいって感じです。
空室で0円になるよりかは、少しでも部屋を埋めたほうがいいって考え方なんでしょうけど、恐ろしいですよね。
私には到底真似できませんし、そもそもその値段で提供すること自体が悪宣伝のような気がして、「誰でもいい、お金を落としてくれ!」って言われてる気がして、どんなに安くてもそこには泊まりたくありません。
それで昨日神戸に泊まることになって、宿を探していたら、案の定めちゃくちゃ安いんですね。子どもがいるので、ゲストハウスは難しいかなと思い、ホテルで調べたのですが、ツインで6000円です。
さらにこのホテルだけが特別に安いわけではなくて、全体的にそれぐらいの値段でした。
繁忙期は値段が上がるんでしょうけど、経営していけるのかとても心配になります。基本的に価格で競争していってもいいことはないですよね。どれだけ身を削れるかみたいな戦いになるので、消耗戦になります。
それで新神戸駅からタクシーでホテルに向かったのですが、タクシーの運転手いわく「ホテルがどんどんできてる」そうです。
供給が追いついていないのに、値段は安い。
なんか不思議ですよね。
これからの宿づくりを考えた時に、
「立地がよくて、価格も安くて、快適に過ごせる」
ってだけだと勝てない時代が来ているのかもしれません。
ひととまるのある豊岡市竹野は田舎ですので、近隣施設との価格競争にはなりませんが、業界全体が低価格になれば多少は影響を受けるので、どうやって価格に見合った価値を提供するかを今一度考える必要があると感じました。
その一方でこの価格競争は続かず、どこかで破綻すると思っています。
なので、無理に価格競争に思考を奪われないように意識していこうと思います。
値段を下げると泥沼になるのはわかっているのにどうしてみんな価格で競争したがるのだろう。不思議です。
それではまた明日!
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