古びた定食屋さんが好きだ。 この令和の時代にひと昔前の記憶をべったりと染み込ませた姿にどこか安心する。 いつの最新ポップかも分からない店内BGMや古傷が目立つ歴戦の…
Oyama
2023年5月27日 14:15
古びた定食屋さんが好きだ。この令和の時代にひと昔前の記憶をべったりと染み込ませた姿にどこか安心する。いつの最新ポップかも分からない店内BGMや古傷が目立つ歴戦の木目調のカウンター、日付の欄にテーブル番号が、値段の欄に品数が記載されたでたらめな伝票、真っ黒に日焼けして働く換気扇、お店の混雑を奏でる食器の音、夏が近づくと麦とろ定食を始めだすところもすべて愛おしい。この場所はまさに町の母の台所