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ぼくの本棚

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心震わせられた一文から。読書の足跡。
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#私のイチオシ

【読書】老人と海 ヘミングウェイ

【読書】老人と海 ヘミングウェイ

あらゆるものが、それぞれに、自分以外のあらゆるものを殺して生きてるじゃないか。魚をとるってことは、おれを生かしてくれることだが、同時におれを殺しもするんだ。

『老人と海』そしてヘミングウェイ。あまりにも有名なこの作品を見つけたのはブックオフの110円文庫本の棚だった。不勉強なぼくは、『老人と海』を知らないばかりか、あまりにも平凡なタイトルを面白がって買い、衝撃を受けることになる。一口に言えば「生

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家族という病  下重暁子(感想と考察)

家族という病  下重暁子(感想と考察)

同じ家で長年一緒に暮らした方といって、いったい家族の何が分かるのだろうか。

身近で遠い存在「家族」。家族との関係がうまくいかなかった僕にとって、「家族」は興味の尽きない単語であるとともに、現在も抱え続けている問題の一つ。きっと「家族」との関係に心を悩ませている人が多いのではないかと思う。近くて遠い家族について解剖した『家族という病』について感想と(微々たる)考察をしてゆきたいと思います。

ほん

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