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クリエイティブな仕事に就くなら

この2つが前提だ。

①他と違うを喜ぶ。
クリエイティブとは他と違うものを創る事が大切。
ここは協調より独創が大事。

②違うルートが良い。
ゴールがしっかりと決まっていたら、途中のルートは自分で生きたいように進めることが大事。
そこまでの道のりも作品に影響する。
あくまで「自分らしく」を貫くコトが大事。

失敗してよかったこと。


芸能事務所をクビになったこと。
本当にいなくて良かったと思います。
僕は基本的に真面目な性格なので、言われたことをちゃんとこなしていました。
ずっとそれを続けていたら、ずっとそのままだったと思います。
そう思うとゾッとします。

クビになったことで強制的に自分らしく在ることをしなくてはならなくなりました。
それが「自分のクリエイティブ」と向き合う事になった訳です。
「経営者の視点を持つ」 のもっとも近道は経営者になる事でしょう。
僕はずっと経営者としてこんなワガママなクリエイターしかいないOfficeELANを運営してきました。それが自信になりました。
おかげで法人化してStudioELANを創る時に不安はありませんでした。

やることを明確化するにはどうしたらいい?


アウトプットする場を創ることです。
締め切りとクライアントの目があるから自身の活動がハッキリとするように、自分でメディアを創り、自分の活動のアウトプットをしていくようにしました。
WebMAGAZINEの『ELANVITAL』をどうにかして人々に気に入ってもらえるか?
自分でも届ける時に胸を張っていられるか?
それを大事に創っていくと「これこそがやりたかったこと」の集大成のように感じます。
まだ春先のアトリエの窓を開け、少し肌寒い空気を感じる。
外の音を感じながら最近お気に入りのチップテイラーの曲を聴きながら珈琲を淹れる。
そうした「自分だけのお気に入りの時間を創る」
もしも勤めていたらこうした時間を取ることが難しくなります。
それを自由に生活に組み込むだけで「独立して良かった」と感じます。
成功とは「自分らしくいられること」だと思っています。
なので、大手の事務所にいなくて良かったと思っています。
小さな会社だったので分業が出来ていなくて多くの仕事をやることになり、結果として早く慣れることが出来ました。

いま、こうしてクリエイターとしてやっていけているのはその経験だと思います。
下働きをして多くの工程に立ち会ったので、プロデューサーをしてもどうすれば良いのか瞬時に分かります。
チームへの指示も自分がされて嫌だったことをしないと気を付けるだけで明確に指示を伝えることができます。
「一体何がしたいんだ?」という「違う」しか言わないディレクターに悩まされた経験が活きています。

【恵まれていない】ことがタフな自分を創っている。

ここでちゃんと学校に行っていたら「お手本に縛られ」きっと何もできなかったと思います。
自分でやるしかないから「自分らしさ」に拘った仕事をするようになったと
思います。
やってみないと「何が良くないのか?」がまったく見えてきません。
見えない事には対応も改善も出来ません。
なので創ってみることです。
私たちは素人です。
だからこそお客様目線で見ることが出来ます。
誰よりもクライアントの視点でいることが出来ます。
僕は普通に生活をしています。
恵まれているわけではありません。
普通にスーパーで買い物をして野菜の高さには悩まされます。
この視点はスーパーマーケッターでは視えなかったと思います。
常に高級店で値段を気にしないで「OISiX」から新鮮な野菜が届けられていては普通の主婦目線で気づくことはなかったと思います。
これは「強み」です。
こうした「視点」を大切にして言葉を創るので、共感性の高い文章が創れるのです。



演出家・クリエイティブプロデューサー 篠原有利(ゆーりママ)
1971年1月福岡県生まれ。
俳優、演出家としてさまざま演劇や映像作品に関わり、マーケティングを実践することで独自のスキルを開拓。現在『Studio ELAN』のCEOとして多くの企業の広告プロジェクトやクリエイティブプロデュース、世界観演出を手掛ける一方で起業のサポートを行う。
『あなたの【味方】でありつづける、人に特化した演出家』

https://twitter.com/artart61847673