「献立代行」ってどんなサービス?にお答えします。
4月7日(火)からスタートした新しい「献立代行」サービスについて、実際にどんなやり取りでどんなメリットを得られるのか、ちょっと一言では説明しにくいので、具体的な事例を交えてご説明したいと思います。
サービス概要については、以前コチラに書きました。
一言で言うと「LINEで家にある食材を伝えるとその食材を使って一汁二菜の献立を考えてお返事するサービス」です。
先日、スープ作家の有賀薫さんがこんなアンケートを実施されていました。
4,300名以上の方が答えられているうち約半数の2,200名近い方が、献立や何を食べるかに困ってらっしゃる、と言う結果になりました。
薫さんをフォローされている方は、少なくともお料理や食べることに興味がある方が多いと思うので、そういう方でもやはり半数以上の方々が毎食の献立決めに困っていらっしゃる、という事は、世間一般の食の悩みのほとんどが献立決めにあるのではないかと仮定出来そうです。(教室の生徒様からも同様のご相談が多いので、結果としては想定通りでした。)
もちろん、「献立決め」と一言で言っても、ただ献立だけを決めれば良いわけではなく、栄養バランスや家族の嗜好、家にある食材と、足りない材料を買い足すのか、代用するのか、などそこに付随する断続的で様々な思考と意思決定に困難があるのだと推察されます。しかも、お子さんが小さいとその思考も都度中断されることもしばしばです。
育児や仕事で一日中頑張って、やっとそろそろ一日が終わる…とフラフラな状態で、「あぁ夕飯の支度をしなければならないんだった…」となるから辛さがあると思うのです。
疲れている時に複雑な思考と意思決定を強いられるのは辛いものですよね…
食事の支度が辛い、困る、と言うのは夕飯の支度を始めるまでの一日の疲労困憊加減に比例すると考えられます。一日をゆったりと過ごして心身共に余裕があれば、食べたい料理や食材を思いついたり、家族のリクエストを聞くことも出来そうですが、出かけたり、体調不良などで余裕がなければ複雑な思考と意思決定を避けたくなるのが人の常ではないでしょうか?
そんな方のお力になれないかと始めたのが、「献立代行」サービスなんです。
上記のような複雑な思考と意思決定の一部を肩代わり出来ないだろうか?と思いサービスの設計をしました。
以下のやり取りを例に解説します。
※ご本人に了承を得て公開しています。
[No.1]
No.1のケースは、一回の食事にちょうど良い種類の食材をご提示して頂きましたので、どれとどれをどこに組み合わせるか、という視点で考え始めました。
まず主菜のメイン食材となるタンパク源の食材は鶏モモ肉と卵。
他の食材との組合せを考えて、主菜は鶏モモ肉に決定。主菜の付け合せと副菜、汁物に残りの食材をどう使うか考え、ご提案しました。
この時、基本的に一品につき使う食材は2種類、多くても3種類までにしています。
そうする事で、今後も似たような食材のラインナップの時に履歴やアレンジ例として思い出してもらいやすくなるからです。
また、使う調味料も基本調味料の5種(砂糖、塩、酢、醤油、みそ)と油、その他の一般的な調味料(ケチャップ、マヨネーズ、めんつゆ、片栗粉など)のうち1種または多くても2〜3種類を組合せるだけにしています。
レシピサイトや料理家さんのレシピを見ると、材料がとても多く感じますよね。
それは料理教室を主宰する私にも実はそう見えます。私も仕事をはなれれば家庭の主婦だからです。一日仕事や育児に疲れた後の夕飯に、1品作るために食材を10種も用意するのは大変だと思いますし、自分では出来ないしやりたくないな、と思うからです。
自分が出来ないことやしたくない事は、ご提案しません。
もう一つ例を見て下さい。
[No.2]
No.2の例では、冷蔵庫やパントリーにある「使える」食材をほぼ全てお伝え下さっています。こう見ると無限の組合せが出来そうで、憂鬱ですよね…
ただ、コレも主菜のメイン食材に使えそうなタンパク源はひき肉と厚揚げの2種でしたので、(事前にお子さんがいらっしゃると伺っていたので)厚揚げだけのヘルシーなメニューではなく、ひき肉と組合せる事で、かさ増し効果とボリュームアップを狙い、ハンバーグなどの肉だねにしがちなひき肉にちょっと違った使い方をご提案しています。
他にも、あまり日持ちしない食材や、ともすると冷蔵庫に残りがちな食材から優先して使うように意識しています。この例で言うと、生もずく、アスパラ、エノキ(少し)、もやしです。
生もずくは、見た瞬間からスープと決めてしまいました。もちろん、市販のもずくのように三杯酢などで召し上がって頂いてもよろしいのですが、美味しそうな生もずくを見つけた時に他の食べ方を思いつかなくなってしまいます。
旬のアスパラは鮮度が命!
美味しいうちに召しあがって頂きたいので、優先して使うメニューを考えました。
保存には濡らしたキッチンペーパーで包んでからビニール袋などに入れ、なるべく立てて冷蔵し、可及的速やかに調理して下さい。
エノキは(少し)とあるように、他のお料理に使った残りである可能性が高いので優先的に使いました。
もやしは家計の味方ですが、あまり日持ちしないのが残念ですよね。だからリストにもやしが入っていたら優先して使うようにしています。
このような過程を経て、献立を考えてご提案しています。
もちろん、ご提案のお料理がお好みでない場合は変更も可能です。
例を挙げると、「主菜に冷凍ヒレカツを使いたい」とのリクエストでしたので、ヒレカツ丼をご提案したところご家族が卵とじが苦手とのことでしたので、キャベツの千切りを敷いたソースカツ丼にしてはいかがでしょう?と代替案をご提示し、ご好評頂けました。
実はこの「献立代行」サービスは、しばらく利用すると「献立に困る」根本的な理由の1つでもある「レパートリーが少ない」と言う問題をある程度解決出来ます。
普段あまり作らないような、それでいてシンプルな味付けのお料理をご紹介しておりますので、「いつもの」お料理に「献立代行」のお料理が加われば、少しずつ「いつもの」お料理のレパートリーが増えていきます。
この「献立代行」をサービスとして設計する時に、献立作成アプリなどをいくつか試したのですが、使ったことのある人に聞いても「作りたいメニューがない」または「家にない食材を使った献立が勝手に作成されて、普段の買い物サイクルに合わない」などの使い勝手の悪さがある事がわかりました。
レシピサイトなどでも、使いたい野菜や食材を検索すれば、それを使ったレシピは出て来ますが、それらをどう組み合わせれば良いのか?が難しいのだと思います。
以前、献立を立てるコツと言うテーマの記事を書きましたが、理論的な事を言われるだけではなかなか実感として理解するのは難しいのだと思います。
また、これは1つの考え方や方法に過ぎないので、私はたまたまこのように考えると考えやすいし覚えやすいのですが、やはり感覚的に合う、合わない、があると思うのです。
もし、私のご提案する献立を気に入って下さったら、まずは3日間無料でお試し下さい。
その後も継続するだけの価値があるとご判断頂けましたら、登録料金¥2,000の使い放題プランと月額200円で月内なら何回でも使える定額プランがございます。
多い方は週5〜6回、少ない方は週0〜1回ご利用の方も幅広くいらっしゃいます。
こんな感じでユーザー毎に簡単に管理して、味付けか食材の組合せが似過ぎたり重複しないようにしています。
毎日ではなくてもいいけれど、「夕方、献立のことを何も考えたくない!」と言う日が時々ある方も是非ご利用下さい。
心の片隅に、いつでも助けを求められる存在がいる、と思っていただけるだけでも気持ちが少し軽くなるのではないかと思います。
是非ご検討下さいませ。
【サービス概要】
・LINEを使った献立決め代行サービス
(使いたい食材をLINEすると、一汁二菜の献立と簡単な作り方付きでお返事する)
・お昼の献立なら10:00までに食材を伝えると11:00頃までにお返事(ご利用数が多い場合前後することもございます)
・夕飯の献立なら15:00までに食材を伝えると17:00頃までにお返事(ご利用数が多い場合前後することもございます)
【お試し期間】
サービスをご体験頂くため無料お試し期間を初回ご利用時から3日間設けております。
【ご利用料金】
・使い放題プラン 定員に達しました
登録料2,000円でいつでも使い放題
・定額プラン
月々200円で契約期間内は使い放題
(noteのユーザー登録が必要です)
【お申込方法】
下記リンクより、公式LINEにご登録後「献立代行サービス希望」とメッセージ送信して下さい。
ご利用お待ちしております。
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!