見出し画像

夫に教わったピカタ:ポークピカタの作り方

ピカタと言う料理をご存知ですか?

イタリア料理のピッカータに由来する料理なのですが、日本では塩こしょうで下味をつけたお肉に小麦粉をまぶしてから粉チーズ入りの卵液をたっぷりからませてソテーしたもの、のようです。

母はピカタを作りませんでしたし外食などで食べる機会も無かったので、ピカタの存在を知らずに生きて来たのですが、夫と出会い、そしてピカタにも出会いました。

当時まだ結婚前の夫が作ってご馳走してくれたのです。その時はポークではなくチキンだったかもしれません。
そこで初めてピカタと言う料理の存在を知りました。

卵のおかげでお肉に火が入り過ぎずジューシーな仕上がりになるお料理で、軽く塩こしょうをしなくても、チーズの塩気で美味しく食べられるので、塩分を控えたい方や離乳食の終わった小さなお子さんにも食べやすいと思います。

韓国料理のジョンも同様に小麦粉、溶き卵を絡ませて焼く料理です。
イタリア料理と韓国料理に同じような料理があるのは面白いですね。

さて、では早速作ってみましょう。

【材料】2人分
・豚ロース生姜焼き用 … 4枚
・卵 … 1個
・片栗粉または小麦粉 … 大さじ2
・粉チーズ … 大さじ2
・油 … 大さじ1〜2

【作り方】
1、豚ロースと片栗粉または小麦粉をビニール袋に入れてよくまぶします。

2、溶き卵をビニール袋に入れて豚ロース肉の両面に溶き卵をからませます。

3、油をしいて中火で熱したフライパンで焼きます。この時、粉チーズの1/8量をそれぞれのお肉に振りかけ、ひっくり返したら同様に1/8量ずつを振り、もう一度返してチーズがこんがり焼きます。

4、残り2枚を焼く際に、ビニール袋に残った溶き卵も全てお肉の上に絞り出して一緒に焼いてしまうと無駄がありません。

5、残りの2枚も3と同様に焼いて、お好みの野菜などと器に盛り付けて出来上がり。

【ポイント】
・ビニール袋を使うことで洗い物を減らして、お肉にからめる片栗粉や溶き卵の無駄を減らします。
・溶き卵に粉チーズを入れずに直接お肉に振るのでビニール袋にチーズが残って無駄になりません。
・小さなお子さんにはキッチンバサミなどで食べやすい大きさにカットして下さい。
・粉チーズはかなり控えめなので、味が薄いと感じたら各自で粉チーズを足して下さい。
・ケチャップを添えるのも美味しいです。
・溶き卵にハーブやスパイスミックスを足すのもおすすめです。
・刻んだパセリやバジルを入れると彩も良くなります。もちろんドライでもOKです。
・お肉を鶏肉やお魚に替えても美味しいので、色々お試し下さい!

生姜焼き用のお肉のちょっと変わったレシピをご紹介致しました。
是非お試し下さい。

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!