【ウモ星人からの書簡】 NR-15TP-94 三隻の宇宙船の到着／火山／ E IXOO 7の出発
NR-15
TP-94
(付属書はTP-95)
手紙のタイトル：三隻の宇宙船の到着／火山／ E IXOO 7の出発
日付：2003年6月10日送付、2003年6月11日受信
宛先 : ピエール・マルタン氏（仮名）
原語：フランス語
注：一枚＋付録一枚は、受取人の死後、本人の希望で配布されたものです。一時はイグナシオ・ダルノーデが公開していたもので、その後、受取人からの要請で彼のサイトから削除されました。
E IXOO 7の三通目の手紙はフランス語で書かれ、（他の文書で条件が定められているように）匿名を希望する受取人がフランスで受け取ったもので、私たちは「ピエール・マルタン」という仮名を付けています。なお、匿名性を尊重し、本書に記載されている情報に影響しない範囲で、いくつかの言葉を削除しています。AJHだけが彼の身元を知っており、彼が道徳的な人物であることを保証しています（「ピエール・マルタン」がこれらの手紙を自分で書いたことはあり得ません）。
この手紙NR-15は二ページで構成されており、そのうちの二ページ目が付属書となっています。
手紙の署名者（E IXOO 7）の明瞭な要請により、この付属書は2018年03月16日まで機密扱いとなりました。また、公開する場合は、UMMOや受取人の承諾を得た上で公開します。
ネット上で「オレンジ色」のUFO目撃証言が二件見つかりましたので、本書の注釈をご覧ください。
この手紙の中のUMMOの言葉についてのジャン・ポリオンの訳は、第31条を参照。
私はOUMMO星から来たE IXOO 7です。再びあなたに手紙を書くことをお許しください。これが私の最後の手紙になります。
前回の情報の内、一文を訂正させていただきます。ブリュッセルの姉妹の指摘で「OUMMOであなたの種族に言及するとき、ある種の嫌悪感を抱いていることは認めます」という言葉の誤用に気づいたのです。この文章では、私たちがOYAGAAの人々を嫌い、ある種の生理的な嫌悪感を抱いていると思われかねない残念な言葉です。どうか、そうではないということを信じていただきたいのです。この文章は、あなたの社会ネットワーク全体について言及したものであり、地球のOEMMIIの性質について言及したものではありません。また、地球の芸術文化、特に音楽や建築は含まれていません。私が住んでいるOUDIOWEEのコロニーでは、建物全体があなたの星の文化に捧げられています。ルーブル美術館、自然史博物館、そして前回訪れた彫刻家アントワーヌ・ブールデルとオーギュスト・ロダンの美術館など、不思議と驚きが入り混じった気持ちで見て回ったことを告白します。
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2003年5月9日から10日にかけて、私たちの船、三隻が地球上の三つの地点に到着しました。着陸は、以下の場所近辺で行われました。
- 米国、アイオワ州、ハンボルト
- オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、グレンブルック
- メキシコ、プエブラ州、アトリスコ
現在この惑星にいる少数の探検隊に九人の兄弟が加わっています。地質現象の研究、地震や火山噴火の予知が主な任務です。このミッションは私にとってOYAGAAでの最初のミッションであり、INNOYAGOOU（層序地質学）の研究と、時には2000mを超える高さの白熱ガスの柱を定期的に噴出するOUDIO OEY火山の噴火予測モデルの改善のための理論的な貢献が認められ、OUMMOの科学評議会に選出されたのです。
イタリアのエトナ火山とパナレーア火山、メキシコのコリマ火山とポポカテペトル火山、カムチャッカのベズイミアニ火山とチクラシュキ火山、エクアドルのグアグア・ピチンチャ火山とトゥングラワ火山、ハワイのキラウエア火山、コンゴのニアムラギラ、ニューギニアのパゴ、レユニオン島のピトン・ドゥ・ラ・フルネース火山の火口を常に監視しています。これらの火山の噴火時期を調節し、地殻変動を地質断層のレベルで抑制するメカニズムを構築しようとしています。1972年以来、サンアンドレアス太平洋断層に沿って、この地域の地震活動の影響を軽減するための地殻変動補償システムを実施し、成功を収めています。1967年、エトナ山の爆発も岩盤に人工的な空洞をつくり、過剰な圧力を緩和することで未然に防ぎました。この空洞が崩壊し、新しい火口となったのです。あなたの兄弟であるタジエフとトナーニは、1967年4月にこの現象について手紙で警告を受けました。私自身、2002年11月から12月にかけて、エトナ山、パナレア山、ストロンボリ山を探索し、地下に計測器を設置しました。ポポカテペトルについては、プエブラやメキシコシティといった大都市に住む人々の生活を脅かすほどの深刻な活動をしているため、より重点的に監視しています。それをやっているのは私たちだけではありません。
もうすぐOUMMOに出発します。6月10日から12日の間に、ベルギーまたはオランダから船が出る予定です。あなたの星で過ごした11XEEは、きっといい思い出になると信じています。地球の方々にとって、自然界は例外なく多様なものだと考えています。この自然を変質させることなく飼い慣らす方法を知っていれば、OYAGAAは客観的に見て、最も美しい寒冷星のひとつになることでしょう。あなたが、あなたの仲間の集合意識にこの理想を反映させることができますように。
あなたと交流できたことをうれしく思います。もし、私が正確さを欠いたり、言葉を知らずに間違いを犯したのであれば、お詫び申し上げます。また、心から敬意を表します。
OUMMOAELEWE
OURIEE 29の息子E IXOO 7、ADAA 67の息子AYIOA 1に提出
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付録：私たちの解剖学に関する情報
OUMMOの女性の平均身長は195.0cm、男性の平均身長は208.2cmです。平均値を中心とした標準偏差は、女性で4.5cm、男性で4.8cmとなっています。OYAGAAに出向する遠征隊員は、原則として身長1ENMOO（約187.4cm）未満の男性、身長179.4cm未満の女性から選抜されます。しかし、発声器官を使えることと、適切な身長の両方を持つOEMMIIの数が少ないことを考えると、この基準を満たすのは困難です。例えば、私の上司、ADAA67の息子、AYIOA Iは身長が2メートルを超えていますが、他の理由からこの遠征に参加することとなりました。南欧諸国の人々に溶け込むのは難しいですが、高身長でも珍しくはない北欧でしたらそれほど問題はありません。
私たちの体重はあなた方より少し多く、平均的な肥満度は25〜30です。 これは、厚い皮下脂肪層が存在するためです。また、真皮にはたくさんの神経を持つ管があり、温度条件によってIGGIYAEMOYという油状の物質が充満して膨らみます。この仕組みにより、OUMMOの極端な温度差から身を守ることができるのです。あなたの場合で言えば、震えたり鳥肌が立ったりすることのように反射的に作用し、血管を収縮させて皮下の流れを制限し、体温の放散を防ぎます。温度が高くなると、この油分が腹部や臀部などにある表皮下ポケットに逆流します。私たちの表皮は、このポケットのある場所が黄橙色で、これはOUMMO種族に特有です。私たちもあなたと同じように、いくらか不純物の混じった塩水の汗をかきますが、毛穴からは常にIGGIYAEMOYの微粒子が滲み出ているのです。この機構には、三つの機能があります。表皮の潤滑油、温度調節器、フェロモン放出器としての役割を担っているのです。この油は、一人ひとり違ったほのかな香りを放ちます。私たちは、個人特有のにおいを心地よいと感じたり、そうでなかったりしますが、これは人によって感覚が違うからです。場合によっては、ある濃度を越えると過敏症や性的興奮などの反応を引き起こすことがあります。IGGIYAEMOYの分泌は、YIEEの排卵期、激しい運動後、痛みや恐怖を感じた時、外気温が16℃を超えた時などに多くなります。
私たちが毎日発散している余分なIGGIYAEMOYを、家の中の温かい環境で発散させるには、毎日のスチームバスが必要なのです。これは、表皮フェロモン濃度が高くなりすぎて攻撃的または官能的な反応を引き起こすことを避けるためには不可欠です。夫婦の間で性行為を行う場合、正しい興奮を得るためには最小限のフェロモン濃度が必要ですので、最大1200OUW（地球の単位で60時間）程度、入浴を控えます。私たちは極寒の地で生きるためにに必要な、IGGIYAEMOYを真皮管に流入させる反射防御機構を維持するために、寝室の透明な屋根を一晩おきに開け放ちます。
そのため、風や雨をよけることができれば、防護服なし、筋肉運動なしで、2℃程度の気温まで耐えることができるのです。私たちの家の中の温度は、一般的に8℃〜14℃に調節されています。私たちは約28℃までの熱に耐えることができますが、体内の余分な温度を効果的に排出できるのは限られた時間のみで、皮膚の大部分を空気に触れさせたままにしなければならず、あなたの惑星では不可能です。すると、まるでサンオイルを塗ったように、肌が少し日焼けしたような状態になるのです。この過剰な滲出により、必然的にフェロモンが過剰に放出され、動物、特に犬や飛行する昆虫を興奮させることになります。夏場はOYAGAAでの活動を縮小し、空調の効いた室内で接触操作や科学的な分析を行うことを優先しています。
なぜ、私たちを簡単に特定できる解剖学的な情報を無条件に公開するのか、不思議に思われるかもしれません。私の上司とOUMMOの評議会からそのように命じられているとお知りおき下さい。そもそもこの情報は、この惑星で身罷った二人の兄弟を収容し、公式の懇願にもかかわらず遺体を返そうとしない、あなた方政府の秘密部局の中ではすでに入手可能なのです。第二に、これらの情報は、私たちの解剖学的な表面部分がむき出しになっている場合は有害ですが、私たちが自発的にそうしない限り問題はありません。私たちは、これらの解剖学的特徴を適切なメイクアップでカモフラージュする手段を持っています。私たちの出自を証明するために必要であれば、これらの解剖学的な詳細を明らかにすることで、あなたの兄弟たちに私たちを識別する権利を留保します。私たちは他にも皮膚に印がありますが、それを明かすのは強制された場合のみです。
他の手紙と同様に、この情報を秘密にしておくか、あるいは、あなた自身に加えて、信頼できる四人の兄弟の小さなグループ内に留めておくことを強くお勧めします。公にされないことが極めて重要です。
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