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【ウモ星人からの書簡】 D21 T1B-34/44 私たちの住む惑星についてのご報告

#UMMO

D21 T1B-34/44
https://ummo-sciences.org/fr/D21.htm

手紙のタイトル:私たちの住む惑星についてのご報告
日付:1966年5月 D. ガリード氏宛
1967年 カンポ氏宛(後編を受け取ったのはカンポ氏のみ)
宛先:ガリード氏、カンポ氏
原文の言語:スペイン語
備考:後編を含めて11ページの書簡。

カンポの識別キー。形式はガリード氏版に準ずる。
(旧分類:NR-1)



UMMOAELEWE
言語:スペイン語
部数:28部

貴兄:
これからお話しすることがあなたの常識を遥かに超えたものであることを存じております。こういった主張は通常、悪ふざけをする人や、妄想癖のある精神障害者、あるいはジャーナリストや広報担当者が、自分の利益のために流す情報なのが殆どだということを、私たちは存じ上げております。

このようなニュースは、日常では到底あり得ないもので、それが現実かどうかを確かめる手段や、判断する要素が無い場合、バランスのとれた知的な精神には、懐疑的または疑ぐり深い態度をとる権利がありますし、とるべきでありましょう。今回のように、その出所が不明で詐欺の疑いがある場合は、なおさら単純な証言を受け入れてはなりません。

私たちからすれば、これからお伝えすることは確固たる事実です。しかし、このようなファンタジックなお話を信じろというのは、論理的に無理な話です。もし私たちがあなたの立場なら、同じような反応をするでしょう。

一方、「先験的」にあらゆる事柄を容認する態度は、真理の探究のために冷静かつ注意深く分析するのであれば、許容されます。実際、地球上のすべての探究者は、この基準に従ってきました。もし、「昨日」はファンタジックで不条理に見えた概念が、有能な専門家によって分析されることがなかったとしたら、あなたは今の地球が知る文化レベルと同じ段階にいるということでしょうか。

しかし、もしそのような概念が誤りである場合や、詐欺である場合、そして巧妙なウソに過ぎない場合は、いたずらの犯人や、偏執狂、「科学者」のふりをした詐欺師を暴くことによって「真実」が明らかにされるべきなのです。

私たちは、あなた方の歴史を深く研究し、善意の科学者の純真に信じる気持ちを、自分達の利益のために利用した大勢の偽預言者、偏執狂がいることに気づきました。

私たちは、科学がいかに曖昧模糊とした迷信、占星術、神智学、スピリチュアリズム、ダウジングと戦わなければならなかったかを見てきました。そして、たとえそれらが有効であり、研究可能な原理を持っていたとしても、全体としては根拠の無い主張、合理的ではない推論といった、バランスのとれた心には到底受け入れることのできない原理の説の積み重ねだったのです。

近年、地球の大気圏にUFO、OVNI、あるいはもっと一般的な呼び名で空飛ぶ円盤が出現し、これらの現象についての誤ったニュースが報道されたために、地球の人々のファンタジー思考が高まりました。さらに深刻なのは、1952年のジョージ・アダムスキー、ダニエル・フライや1954年のノルウェー人のエディス・ヤコブセンなど他の惑星からの生物と関係を持ったと宣誓する人々が数多くの国で出現したことです。初期の大衆は騙されやすく、これらの被験者と不条理な話を受け入れたことで、ある政府の公式技術部門が行なっていた真面目な研究の信憑性を完全に失墜させました。

そのために地球で有名な「羊飼いと狼」のような小さな物語が繰り返され、論理的な不信感を抱く風潮が生まれたことは無理からぬことでしょう。

このような理由から、私たちは、今皆さんの前に掲げる開示について、信じてもらえないことを充分に承知しております。

私たちの主な目的は、これからお送りするこれらの文書以外の証拠なしには信じては頂けないことだと繰り返します。これは、私たちがすでに米国、英国、ここスペインで別の人と成し得たように、私たちの身元を証明する実際の論拠とならないことを意味するのではありません。実は、他の国も私たちのことを知っているのです。現在、オーストラリア、ドイツ、ソビエト連邦は、著名な科学者に宛てた私たちの報告書を受け取っています。また、多くの人々が、いたずらや精神障害者の仕業だと論理的に考えて私たちの手紙を破り捨てたことは認めますが、私たちが提出した本物の科学データの圧倒的な集積によって、多くの人々に「根底には真実の核がある」とどうにか納得していただいたこともあるのです。この方々とは、その後も関係が続き、全員が消極的であったり、疑心暗鬼であったりしても、最終的には、私たちの「想定される」正体についての仮説をまったく否定することなく、客観的にこの奇妙な状況を判断してくださりました。

このため、これから述べることをよく読んでいただきたいのです。最初は単なる好奇心で読んでいただいてもかまいませんし、私たちの一見奇抜な主張の真偽を全く無視してもかまいません、信じてもらえると考えるほど私たちは愚かではありません。

さらに、あなたには逆説的に思えるかもしれませんが、追って説明する第二の理由があります。私たちは、大衆に私たちの存在を知られたくないのです。そして、その姿勢が正当なものである強力な理由があります。

これまで、ごく稀なケースを除いて、私たちが接触したのは科学者(純粋な研究者と一部の技術者)に限られており、彼らにとって興味深い物理学、生物学、心理学の要素や、産業応用の技術プロセスを持ち込んだところ、例えば、アトランタ(米国)のA.W.Rのようなケースでは、奇抜で独創的な科学者からもたらされたものとして驚きと共に受け取られ、特許を取得なさいました。


そこで、UFO問題に関心を持ち、多少なりとも知的教育を受けた人々の小さなグループの一員であるあなたに、私たちの自己紹介をすることに致しました。


私たちが来た惑星の読み方を言語で表現すると、UM-MO(Uは閉じた喉音で、MはBとも解釈できます)となります。
この星の重要な特徴は、

離心率0.007833の楕円軌道を描き、中心には地球の太陽と同じ働きを持つIUMMAまたはYUMMAという星があります。

ユマから太陽までの距離ですが、見かけ上の距離、つまりコヒーレントな光線が三次元空間を移動する距離の単位ですと、1955年1月4日の時点では
14.437光年です。

実際の距離(十次元空間での直線距離)は同日の私たちの測定によると、
3.685光年です。

一番目の距離は、地球の天文学者が計算に使うもので、この距離は、空間内の二つの固定の天体に対して「一定」です(強い重力場を横切るときの光の湾曲は無視されます)。第二の距離は、N次元空間で計測され、ある周期性を持った時間の関数です。私たちの銀河系の旅に関係するため、これを測定するのは非常に重要です。

VAUAWEEの赤道で測定したウモの等角半径: R = 7251.61 km。

ウモの質量: M = 9.36×10^24 kg/mass

移動平面の法線における包絡線(地軸の傾き):18°39'56"

軸回転時間:600 UIW、一日は約30.92時間で、地球より長いです。

ウモの重力加速度:11.88m/s2

意外かもしれませんが、あなたが記録している星が、私たちのユマ(ウモの太陽)と一致するかどうかはわかりません。座標変換により、地球から見たユマは、次のような特徴のある星に見えると推定されました。

赤経: 12時31分14秒。

赤緯: +9° 18' 7"(おとめ座の領域)

絶対視等級:14.3

見掛けの等級は、3.682パーセクにある大きな宇宙塵の雲によって低くなっていると思われます。ただし、確実に12〜13の間であり、写真撮影によってのみ確認できます。

スペクトル型(地球天文台写本による): M型(私たちのユマはいわゆる矮星です)

残念ながら、あなたが距離を測定する際の誤差は15%以上ある場合が多く、また、地球のカタログに記録されている色々な星の測定値にも食い違いがあるのです。
その結果、私たちが記録した星と、地球の天文学者が記録した別の星を識別することは、細心の注意を払って軸の変換を行なったとしても不可能なのです。しかし、WOLF 424と記録されている星の座標と似ていることから、この星が私たちのユマであるかもしれません。

地質・地形は、地球とは全く異なっています。海洋は61.84%を占め、様々なアルカリ性塩化物を多分に含んでいます。大きな湖のある大陸は一つだけで、その中でも最大の湖であるAUWOA SAAOA(神の小海)は276,000平方kmの広さがあります。私たちの(侵食の激しい)山は険しいとは言えません。OAG OEIIは、非常に高く輝かしいメタン-ペンタン-酸素の白熱柱を噴出する大きなクレバスの形をした火山の一種です。

私たちは二重言語(沢山の言葉を連続して繰り返すことで、二つの流れを同時に表現します)を使っています。(この手紙で表記している単語は、実際の音素をおおよそ表現したものです。)

数学では、十二進数を使っています(ただし、私たちの指は皆さんと同じで十本しかありません)。その理由は、純粋に歴史的なものです。興味深いこととして、あなたの数学記号と私たちの数学記号で同じ意味のものの表を追加致します。

地球とUMMOの数学記号対応表
同上、読みやすくリライトされたもの


ここでは、私たちの惑星で使われている単位をいくつか追加します。

天文単位、発音はWAALIで124.3光年に相当します。

WAALI


長さの国際単位 ENMOO  = 1.8736658... メートル。

ENMOO

時間の単位  UIW = 3' 09 秒であり、トリウム同位体C (WAE ELEWIE WOAT) の質量が50%減少するまでの経過時間と定義されます。

UIW

脳の腹外側脈絡叢にある神経中枢の活性化パルスの周波数は6×12^3サイクル/秒(神経生理学で広く使われている周波数単位)です。

生物遺伝学定数:  6.58102×12^-10 秒。

生物遺伝学定数


これは、量子状態がデオキシリボ核酸鎖の炭素原子に定着し、遺伝子が形成されるまでの時間です。

量子状態


炭素原子

ウモの住人の身体は、生理的な形態が地球の「ホモ・サピエンス」に類似しています。これは、「生物遺伝学」の法則が全宇宙で通用することを考えれば、理にかなったことだと思います。私たちの間には、わずかな体質の違いしかありません。私たちの惑星の住民の多くは、思春期に発音器官が肥大化し、声門が硬化して声による言語表現ができなくなります。しかし、低周波増幅器という特殊な装置を使えば普通に話すことはできますが、高次倍音がなく、低音域が減少しているため、あなたのような調和した声の音色にはなりません。


私たちはあなた方よりも古い民族であり、すでに高い文明レベルに達しているのです。私たちの社会構造は、あなた方とは大きく異なっています。ウモの行政は、ウモ全土から心理生理学的な調整によって選ばれた四人のメンバーからなるUMMOAELEWE(UMMO総評議会)によって運営されています。法律は、私たちの惑星の人類を司る社会学的な原則に従って作成されています。

人々の仕事の調整は、集団規律によって効果的に行われます。私たちの経済構造は、あなた方とは根本的に異なっているのです。ウモに存在する数少ない計測可能な商品の取引には、XANMOO(コンピュータ種、電子頭脳)のネットワークが介在しているため、私たちはこの不思議な貨幣制度というものを知らないのです。一方、消費財(食料品、家具など)は、その豊富さが需要をはるかに上回っているため、計測ができません。土地と空間は国有化されています。

私たちの社会は信仰心が篤いです。私たちはWOA(神または創造主)を信じ、BUAWAA(魂)の存在については科学的な論拠があります。また、人間を次元の魂と結びつける「第三の因子」の存在もわかっています。それは大脳皮質にあり、私たちはその発見を二人の地球人神経生理学者に知らせました。
私たちの宗教は、地球のキリスト教と非常に似ていおり、そのことに気づいたときは本当に驚きました。ただ、ウモの場合は、イエス・キリストの時代よりも人類の文明が発達した段階で登場したということです。

生活習慣、性風俗、娯楽なども、ご想像の通り大きく異なっています。ウモの人間には人種はなく、生物の種類や種も地球より限られています。これは、私たちの大気が地球のものより宇宙放射線の副作用に対する防御が強く、染色体の遺伝子変異の可能性がはるかに低いからです。

私たちが最初に地球に到着したとき、当時起きていた宇宙の優れた等力学条件(宇宙の曲率)を利用しました。私たちのOAWOOLEA UEWA OEM(あなたはOVNIあるいは空飛ぶ円盤と呼んでいます)三機は、1950年3月28日のグリニッジ標準時04時17分に、フランスのバス・アルプ県、ディニュから13キロ、ラ・ジャヴィの町から8キロの地点に降り立ちました。
私たちの最初の探検隊が、言葉や地球の習慣を全く知らなかったために、とても深刻な事態に直面したことは、今さら言うまでもないでしょう。
それ以来、他の宇宙船も到着し、特に1966年2月には三隻のOAWOOLEA UEWAが到着しています。
着陸地点は、以下のように記録されています。

□1966年2月6日18時47分(スペイン時間)、エリバン(ソビエト連邦領)周辺に二人の兄弟が到着。場所はアラクス川から6kmの地点。

□1966年2月6日20時02分、マドリード(スペイン領)のアルチェ植民地付近に二人の兄弟が到着。

□1966年2月6日22時45分(スペイン時間)、タウンズビル(クイーンランド:オーストラリア領)近郊の地点に三人の兄弟が到着。

私たちのOAWOOLEA UEWAの開示可能な特性(安全基準の対象外の特性)は以下の通りです。

外径7.1ENMOO(約13.18m)の円形の台座。

断面図は擬似レンズ状、高さ約3.25m。

長方形の支持板を持つ三本の伸縮可能な脚。

ソ連の技術者アレクセイ・クリロフが記録した磁気の乱れは、推進力の本質が磁気であることに起因するものではありません。「慣性中心」から10m離れたところで観測される強い磁気誘導は、頻繁に4600ガウスに達しますが、これは二次的な効果によるものです。

私たちが地球に来た目的の中心は、地球文化の研究と分析です。私たちの文明とあなた方の文明の本質的な違いを数行で説明するのは難しいです。なぜなら、私たちの技術的・科学的レベルがはるかに高いとしても、ある種の芸術(絵画、彫刻、特に音楽)はあなた方の方が発達していると認識しているからです。

私たちが地球に到着したことを一部の国の公的機関が知っているにもかかわらず、私たちが公式に発表しないのは大きな理由があり、私たちと接触のある人々はその理由を知っています。

地球上には、私たちのレポートを受け取った科学者や文化人がたくさんいます。しかし予想通り、彼らはユーモアを交えつつも懐疑的に受け止め、その結果は芳しいものではありませんでした。私たちが、眼球の視覚手段によらない三次元写真や、グラフ理論やネットワーク理論など発展した数学の興味深い説明を送った時、それを受け取った人は、変人科学者の仕業やイタズラだと思ったのです。

恨み事を言っているのではありません。心理学的に見れば、このような反応は正常です。私たちは、自分たちの存在を知ってもらうことで、コンタクトを確立したスペイン人たちを簡単に紹介したいと思います。



バルセロナにあるファブラ天文台の天体物理学の専門家に、新しい星に関する重大な要素をお教えしましたが、彼は自分の身元を明かさないように求め、電話会談の継続を拒否しました(1961年12月)。


1962年3月、マドリッドの医学部の教授。


1965年2月、マドリッドの化学科学部教授。

しかし、二通目の手紙は、ある種のコロイドの挙動に関する非常に興味深い問題が書かれていたにもかかわらず、全員が全く懐疑的で、手紙の郵送の中止を強く求めてきました。


マドリッド出身の会計士補。私たちの文書のタイプを有料で手伝っていただけることになり(この回状はこの方がタイプしています)、私たちは今日まで、この経験について、彼に記述していただいています。彼の記述は適切だと思っています(最初の接触:1966年2月)。

マドリッド総領事館の公務員、フェルナンド・セスマ・マンザーノ氏(フェルナンド・エル・カトリコ通り六番)。
この人は、地球外生命体とのコンタクトについて、いくつかの学術論文を発表していましたが、その内容は、ファンタジー要素で歪んでいました。魔法や占星術、象徴主義が恣意的に解釈されていましたが、いくつか注目すべき点がありました。私たちは、1966年1月14日に最初の接触をし、彼の善意、あるいは過信を確認するために一連のテストを行いました。
セスマさんは当初は半信半疑でした。私たちは彼の過去の体験談は単なるイタズラだと否定しましたが、それでも彼の高潔さを確認することができました。
今日に至るまで、私たちはこの紳士に、私たちの文明と社会構造に関する多くの文書を送ってきました。

マドリッド、コンダ・デ・ペナルバール通り二十番在住の画家。彼は、1966年2月6日のアルーチェ着陸についてマスコミにいくつか声明を出しており、そのことから私たちの関心をひきました。私たちは彼に個人的なインタビューをお願いしましたが、彼は冗談だと思って断りました

1966年3月から4月にかけて、社会測定のための心理テストに快く協力してくれたマドリッド在住の二人の女性。

セヴェリモ・マチャド (マドリッド、エスポス・イ・ミナ通り 7 3° )は、郵便と電話で連絡を取り合い、新しい証拠を待つ間、論理的で慎ましやかなカトリック司祭でした(1966年4月)。

ご覧のように、これまでのところ、アメリカでは信憑性があると考える人が約16%いる以外は、否定的な反応の割合が高い結果(同様のコンタクトをとった他国での測定値とさほど変わりません)になっています。
スペインでは、セスマ・マンザーノ氏だけが(2月6日にマドリッドに着陸したことをいち早く発表するなど、証拠をつかんだ上で)私たちの身元を認めて下さったようです。私たちの文書を口述筆記する勇気ある協力者は、多くの証拠を受け取っています。私たちは彼の並外れた慎重さに深く感謝いたします。ミラノで補助にあたった人物が私たちをスパイだと言って当局に告発した事件が再び起こることを私たちが恐れているのは言うまでもありません。




貴兄

何年もの間、地球の大気圏内に、必ずしも私たちのものとは限らない他の天体(UFO)が出現することに関心をもってきました。このような乗り物の起源が(幻想、幻覚、悪戯の場合を除き)銀河系であることを、私たちほどよく知っている者はいないでしょう。ウモでは公式に他の文明とコンタクトをとっていますが、皆さんと同じように、地球にやってきた人たちの起源を知りたいと存じます。しかし、ここではそれを特定する技術的な手段がないのです。


貴兄

私たちは信じてもらえることを期待しているわけではありません。あなたは以上の段落を読んで、これはウソであり全くの架空の話だと考え、笑い飛ばすことでしょう。そうすることで、あなたは知的に振る舞うことができます。なぜなら、裏づけのない主張には価値がないからです。もし私たちがあなたに話しかけるとすれば、それはあなたがこれらのUFOの起源が銀河系だと信じていることを私たちが知っているからです。
私たちがあなたのところに来たように、これらの他の存在が、どこかの国で接触する場合、このもっともらしい仮説に好意的な人々とコンタクトを取る可能性がある程度高いと信じるだけの理由があるのです。

そこで、私たちの願いを聞いていただきたいのです。この願いがあなたの威信と経済に影響を与えることはありません。もしお望みなら、このメッセージを受け取ったことを隠すこともできます。これからお願いすることは、私たちの人格についてあなたが抱く観念と矛盾するものではありません。
二進数で表現された一連の数字(数値)を口述致します。ぜひ保管しておいてください。あなたの場合、可能性は低いですが、他の惑星から来たと名乗る人が近づいてきたら、別の数列を言って応えてくれるはずです。


指示書

見知らぬ人があなたと言語による関係(電話や面接)を持とうとした場合、悪ふざけや精神病患者の異常行動を避けるために押し黙る必要はありません。

一般に、悪ふざけはいい加減な形で主張を展開します。一方、妄想は、その構造が一見して完全に首尾一貫した論理的なものでありながら、知的な患者がそれを論じた場合は特に、非常に高い説得力を持つことがよくあります(地球の神経障害者の場合、この症候群は高い知的係数と完全に一致しています)。

この場合、宇宙旅行者を名乗る人物が、少なくとも首尾一貫した、一見真面目そうな主張をするのであれば、(身元が詐称されるリスクを負って)この一連の数字を見せるか、読み上げてください。
あなたが彼に尋ねることなく(これらの数字は友人からもらったものだと言えばよいですし、彼が信用するに足ることを証明するテストをするのだと言ってもよいでしょう)彼がこの数列をよく理解したならば、今度は彼があなたに別の数列(こちらも二進法)を渡す必要があります。どうかそれを書き留めておおきください。

追って、あなたと私たちとの連絡窓口となる担当者の氏名をお知らせ致します。繰り返しになりますが、もしもこのようなケースが発生した場合(あなたについては可能性が低いですが、統計的に見てあなたのグループのメンバーには可能性があります)、この先進的なウモグループの代表として、私たちの仲介者に手紙で以下の情報をお伝えいただけるようお願い致します。

相手の回答した数列、相手の印象 、相手があなたに与えた様々なデータ 、接触した日付。

最後に、マルチコピーで片方の数字が読めなくなることがないように、安全のために一連の数列を二回書きます。

1 0 1 1 0 1 0 1 1 1 - 1 0 0 1 0 1 - 1 0 1 0 0 0 1 0 0 1 1 1
1 0 1 1 0 1 0 1 1 1 - 1 0 0 1 0 1 - 1 0 1 0 0 0 1 0 0 1 1 1

お読みいただき、ありがとうございました。たとえ悪ふざけや妄想であったとしても、私たちの頼みを聞くことには何の危険もありません。どうぞよろしくお願いいたします。

指示者:DEII 97の息子DEII 98
アンダーカバー:AIM368の娘、YU 1


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