2020.7.13(月) 生活習慣トレーニングの開始

意識改革はまず生活からだ。
つくづく、良い成績は良い生活習慣からだと痛感している。

息子の朝の目標スケジュールは以下の通りだ。

6:40 起床
7:10 朝食完了
7:25 着替え完了、出発
7:55 教室着席
8:00 朝自習スタート

しかし、自慢ではないが達成したことはほとんどない。

元々バカボンのパパくらいの時間観念しか持たない息子は、牛歩戦術かと見まごうばかりのペースで事を運ぶ。
のび太ですら遅刻は焦るのに、「のび太はのび太さ。」と言わんばかりに遅刻に無頓着なのである。

そして、そのルーズさは宿題などの提出物にも及んでいた。

さすがに中学生にもなってこれでは、親として放置は出来ない。
実は、6月の段階ですでに、自発行動を会得させるための1日の行動チェック表を不本意ではあったが親の方で作成し、導入していた。

本当はこういう物こそ、自身で工夫して編み出していってほしかったのだが、背に腹は代えられない。

ウルトラ変身チェック表

6月に導入していたニューウエポンがこれだ。

画像1

息子はウルトラマンシリーズが大好きなので、なるべくその気になるように命名にも気を配った。
(ちなみに彼は、頼んでもないのに毎期新しくスタートするウルトラマンや仮面ライダーについて池上彰ばりの批評をよこす。)

しかし導入してわずか1か月、今回のテスト結果をみる限り、ウルトラ失敗策だったことは明らかだった。
そもそも毎朝、ウルトラの母の急かす様子にも何一つ変化がない。

どうやら息子にとっては意識改革どころか、書き込む作業が増えただけのウルトラ面倒なものに過ぎなかったようだ。

ウルトラ変身しなければならないのはこっちだった。

自主性という幻想

これまでは、良い失敗をさせるのが親の役目だと思い込んでいた。
自ら学び失敗することでしか真の成長はないと。
そして、熱中出来るものを自分で見つけてくれる瞬間を待つだけだと。

しかし、出来ない子は出来ない。
少なくとも、失敗をくやしがるほどのレベルに、息子の意識はまだいない。

欲張っては全てを失う。

そう、今回は自主性醸成はあきらめている。
今回の目標は、
夏休み明けの課題考査オール100点!ただひとつ!!

そのためにはこんな段階で無駄な労力を費やしてはいられないのだ。

彼には課題考査まで地獄を見てもらう。
その代わり、その他の事は全て俺がやってやろうじゃないか!
他の事はそれからだ!

かくして、チェック表を奪い取られた彼は学校へ出発し、
ウルトラの父は独り、登校の様子を伺うために車へ乗り込むのだった。


つづく

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