令和版スクールウォーズ

社会19点
国語13点
その衝撃の答案がこれだ

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伝説の白紙答案

こ、これは・・・
俗に言う白紙答案!

すべての男子のあこがれ、大人への反抗の象徴、あの白紙答案じゃないか。

やってくれたぜ息子よ。

何だ、何に対するメッセージだ?
父と男同士の会話をしようじゃないか!


【パパ】「息子よ、これはどういう意味だい?」

【息子】「これって?」

【パパ】「いや、なんで途中から白紙なの?」

【息子】「途中で眠くなっちゃって」

 (・・・?? 学校って眠い時に寝れるシステムだっけ??)

【パパ】「寝たの?」

【息子】「いや、ボーっとしてた」

この返しが斜め上なのか下なのかは後日検討するとして、
パパはここらへんでキレねばと思いました。


いかに斬新な回答であろうがこれはあかん。

ただでさえ部活に入らなかった事がショックだったのに、勉強まで無気力になりつつある。
何より、コロナ禍で懸命に授業対応してくれた先生に失礼だ。

怒った。
勉強に関して初めて怒鳴った。

俺は昭和生まれ昭和育ちの体育会系なのだ。
怒るとなったらノリにのって怒れる。

予期してなかったパパから父への豹変に恐怖を抑えきれない息子。
さすがに半泣きで、しでかした事の重大さを理解し始めたようだ。

よし、そろそろ悔しさと後悔が芽生えてきている頃だろう。

【父】 「こんな点数とって悔しくないのかっ!(やや悦)」
 

『悔しいですっ!!(泣き崩れながら)』


そんなスクールウォーズな展開に持っていこうとした父に対し、
恐らく孫の代まで語り継がれるであろう伝説のカウンターがこれだ!

【息子】「はいっ!悔しくありませんっっ!」

(原文まま)

え?!マジで?それアリなの?
そういう返しって俺の辞書にないよ?

ゾーン

一瞬で莫大な数の切り返しシュミレーションが脳内で繰り広げられた。
時間が止まって見えた。
あれがゾーンというものか。

1秒なのか10秒なのか、絞り出てきたセリフは


【父】 「それは困ったな・・・」


俺の人生初のゾーンを返せ息子よ。


これまでの奔放教育をかなぐり捨て、時代錯誤なスパルタで行こうと決めた記念すべきテスト日、2020年7月10日。
我が家的に何も脈絡のない日ってのがノンフィクションだな、なんて思いつつ、念のためググってみた。

納豆の日

よし、粘り強くいこう。


つづく

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