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雑誌記事索引紹介「カスタマーハラスメント」

東京都でカスタマーハラスメント防止条例が検討されています。
セクハラやパワハラなど、さまざまな「ハラスメント」が社会問題となって久しいですが「カスタマーハラスメント(カスハラ)」もこの数年で急増しているそうです。小売店・流通サービスや介護の現場で顕著だそうですが、商品やサービスに不満を持ったお客が抗議する際に、理不尽な要求や侮辱的な言動で声を荒げひどくなると土下座を強要したり、長時間にわたり何度も同じ内容で激しく叱責するケースや「SNSに悪い評価を書きこむぞ」などと言って脅すケースがあるそうです。
条例は「カスハラは許されない」ということを周知する目的で、具体的な禁止行為をガイドラインで示す方針だそうです。今回は「カスタマーハラスメント」に関連する雑誌記事索引20件を紹介します。

※掲載内容は大宅壮一文庫HP内の雑誌記事索引紹介と同一記事です。
※今回紹介した索引の雑誌記事のコピーをご希望の場合は、遠隔地の方は資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用ください。
※雑誌記事を検索できるデータベース「Web OYA-bunko」利用者・導入機関受付中!

お客による行き過ぎたクレームや苦情に関連する記事は1990年代後半からヒットします。

No.1
なぜか4月に激増! キレるお客様の猛毒クレーム タクシー、デパート、気象庁…現場は悪戦苦闘!
週刊宝石 1998年04月16日号
ページ 44-47

No.2
今、そこにいる「モンスター」を直撃 モンスターカスタマー ファミレスから葬祭場まで。客の立場を利用した悪徳消費者たち
SPA! 2008年08月19日号
ページ 22-23

『SPA!』2008年8月19日号では似たような言葉で「モンスターカスタマー」という言葉が使われていますが、Web OYA-bunkoで「カスタマーハラスメント」という言葉が初めてタイトルに登場するのは『週刊ポスト』2017年12月22日号になります。

No.3
シニアのカスハラ(カスタマー・ハラスメント)大論争 俺のクレーム、そんなに理不尽か? 携帯ショップで、病院で、レストランで…“口うるさいジジィ”扱いに納得いかん!
発言者 池内裕美/川田茂雄/溝上憲文/井筒和幸/他
週刊ポスト 2017年12月22日号
ページ 126-128

様々な業種の労働組合からなる産業別組織「UAゼンセン」では2015年からカスハラ対策の取り組みを開始したそうですが、その一つとして組合員を対象にした大規模な実態調査を2017年から実施しました。記事はそのアンケートの結果を基に執筆されています。

『日経トップリーダー』2021年8月号では「特集 顧客とは誰なのかを問う カスタマーハラスメント」というタイトルで特集を掲載しています。

No.4
特集 顧客とは誰なのかを問う カスタマーハラスメント ※中小企業にも迫られるカスハラ対策、グレーなクレームの見極め、ヌーラボとラクサス・テクノロジーズの事例に見る顧客と企業の関係性
日経トップリーダー 2021年08月号
ページ 14-23

この特集では「悪質なクレーム」と「正当な要求・苦情」の見極めが重要だが、昨今その中間であるグレーゾーンが拡大していると指摘しています。そのため経営者が社内外に指針を明言したり、職員へのガイドラインを作成した企業の例が紹介されています。

索引を見ていますとカスハラ加害者は50代が多いというタイトルが数件あります。

No.5
Jam Today 迷惑! 「カスハラ」するのは50代が最多! “加害者”にならないためには ※カスタマーズハラスメント
週刊女性 2023年12月19日号
ページ 123

No.6
特別読物 「ギスギス社会」の顧客対応に悩む貴方へ… 「令和のカスハラ」への賢い対処法 「昭和・平成」のクレーマーとの違いは? キーワードは「疲弊する50代」 暴走客は正義がお好き
発言者 窪田順生
週刊新潮 2022年12月15日号
ページ 116-119

『週刊新潮』2022年12月15日号では「キーワードは“疲弊する50代”」として、50代以上の特に男性が多いという調査結果を記載しています。『週刊女性』2023年12月19日号でも似た記事があり、両方とも歌手の三波春夫さんが1960年代に言った「お客様は神様です」という言葉を知っている世代だと指摘しています。また、加害者にならないための知識や心の持ちようなども紹介されています。

「カスタマーハラスメント」その他の記事です。

No.7
ニューススクランブル 大谷昭宏の時事炙り出し カスハラ以上に罪深き人々 ※東京都がカスハラ防止条例を制定、カスハラ被害をなくすと同時に顧客らの真っ当な要望や苦情に対応する窓口が必要
発言者 大谷昭宏
週刊実話 2024年03月21日号
ページ 47

No.8
ドライバーが消える日 減り続けるバス 金剛バスは廃止、長電バスは日曜運休 路線バス、地域で消滅の危機 ※路線バスの経営事情、バス運転手減少の背景、労働環境やカスハラ問題、他
発言者 小嶋光信/他
週刊東洋経済 2024年03月02日号
ページ 36-37/74-79

No.9
Data Watching “貴重なご意見”と“悪質”の違いは!? 日本のカスハラ問題を考える ※カスタマーハラスメント
DIME 2024年01月号
ページ 78

No.10
ニューススクランブル SNS バズれば勝ち!?動画人気の余波で“カスハラ”が急増 ※タクシーのカスハラ動画投稿が増加、スーパーなどでのカスハラも増加中
週刊実話 2023年08月10日号
ページ 57

No.11
カスハラの心理学 店員にキレる客は犯罪者予備軍!? 犯罪心理学者・桐生正幸氏が解説! ※カスタマーハラスメントが増加、厚生労働省からは「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」が発表された
発言者 桐生正幸
週刊プレイボーイ 2023年08月07日号
ページ 46-49

No.12
社会 過剰で悪質な要求をする「お客様」たち カスタマーハラスメントとどう向き合うか ※身を守るための対策を専門家に聞いた
AERA 2023年06月19日号
ページ 58-59

No.13
悪意vs企業 「三方よし」はもう限界 もろくも崩れる性善説 カスハラにあらがう術 ※客の迷惑行為と外食産業のサービス変化、「お客様至上主義」の限界、カスタマーハラスメント事情と対策
発言者 阿部真大/他
日経ビジネス 2023年03月27日号
ページ 12-17

No.14
深刻化する“カスハラ” データ 「理不尽」には負けない カスタマーハラスメントの「現状」と分析 ※行き過ぎたクレームが社会問題 病院やスーパー、飲食店、コールセンター…
AERA 2022年08月29日号
ページ 10-13

No.15
コロナ時代の新マナー 新しい正解がわからないいま、大切なのは“相手への気遣い” ※マスクや喫煙に関するマナー、深刻化するカスハラ(カスタマーハラスメント)についても
発言者 山木理代
女性セブン 2021年04月29日号
ページ 134-135

No.16
中高年はご注意!「カスハラ」をやめよう 「お客様は神様」教育の弊害 解決法はよく寝てよく食べて ※過度のクレーム「カスタマーハラスメント」
発言者 池内裕美/榎本まみ/下園壮太/他
週刊朝日 2020年06月19日号
ページ 116-117

No.17
販売員“受難”の時代に考える 『お客さまは神さま』ですか? カスタマーハラスメントにさらされて
週刊女性 2020年02月11日号
ページ 141-143

No.18
「チョコレートがとけないって保証してくれるまでここにいます!」と居座り続けて… お客様は神様ですか?お店への理不尽なクレーム、カスタマーハラスメントの実態に迫る ※実例集
発言者 石崎冬貴
週刊女性 2020年02月04日号
ページ 48-49

No.19
カスハラ現場の悲鳴 「ネットに晒すぞ!」「土下座しろ!」。増加する悪質クレームに対抗策はあるのか? “お客さまは神様”を振りかざす客の横暴ぶり ※カスタマーハラスメント
発言者 波岸孝典/石崎冬貴
SPA! 2019年07月09日号
ページ 26-27

No.20
あなたの知らない原価の世界 3回 コンビニの仕入れ値 販売価格の60~70% 目下の課題は純利益アップとカスタマーハラスメント対策
発言者 山中伊知郎
アサヒ芸能 2019年01月24日号
ページ 80

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