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受験英語と日本語

受験英語、とりわけ大学受験英語には日本語の学習が伴うこともあります。ここで学ぶべき日本語とは、次の3つです。

  • 参考書などを読むために必要な文章理解の技術

  • 和訳や説明問題などの答案作成のために必要な文章表現の技術

  • 日本語の文を分析するために必要な文法知識

これらは本来であれば国語の授業で身につけているはずの技術と知識ですが、何らかの理由で身についていない場合は受験英語のなかで学び直す必要があります。

読み書きの技術については最近書いた記事もあります。

日本語の文法知識については、こちらでも書いています。

日本語を日々使う環境で暮らす日本語話者なんだから、そんな勉強必要ないだろ?と言う人もいます。しかしながら学習せずに身につくのは母語の日常会話の能力だけです。実際、欧米諸国では「国語」の授業の中で書き言葉の文法を学ぶのが一般的です。このような学習は日本でも数十年に亘って一部の先生方の授業で指導されてきましたが、どこの学校でもやっているという状況ではありません。このため、多くの受験生は日本語の上記3つの領域のいずれかが欠けている可能性が高く、それを補う必要があるわけです。

そして、毎度のことですが、こうした技術や知識の不足に自ら気づくことができる受験生は少ないのです。多くの受験生は基礎が身についていないどころか、基礎が身についていないことに気づいていないのです。

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