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授業前後の質問・相談

対面授業では、講師が受講生のいる教室で授業を行います。このため、授業の前後には講師が講師室にいるわけです。この時間に受講生が質問や学習相談をすることができます。

ここで大人の事情についてお話しします。予備校講師の大半は非常勤講師で、授業のある時に予備校の校舎にやってきて、授業が終わると帰宅したり別の授業を行う校舎に移動したりします。講師契約は年間予定や時間割に基づいて授業を行って講料をいただく、というものです。つまり、授業のみが契約上課せられた講師の義務です。このため、授業前後の質問・相談は無償で行われます。

それでも講師が受講生の質問や相談に応じるのは、一方的に講義をするだけでは学習が成立せず、そこからの展開のお手伝いが多少なりともできれば、という思いがあるからです。持田の場合もできるだけ質問や相談の時間を確保するように努めています。昼休みの持田の昼食が軽めなのは、ダイエットのためではなく、食事に費やす時間を最小化して生徒対応に備えるためです。

講師室に入りづらい、と感じる受講生もいます。これは気兼ねなく入って来てください。いや、むしろ、授業で疑問点があったら必ず講師室を訪ねてきてください。質問拒否の先生もいらっしゃるのは事実ですが、持田は大歓迎です。予備校に通うという選択をしておきながら、講師室に入りづらいとか言っているのは甘えです。それなら最初から個別指導を選んでおけばよかったのです。講師の話すことを聞いているだけで何とかなるのであれば、映像配信でよいのです。対面授業を聞いているだけというのは、交通費と移動時間の無駄です。

受験生の「形態」が多様な時代だからこそ、自分の選んだ「形態」を活かしてほしいと思うのです。

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