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「知名度」ってなんだ?

本日投開票日を迎えた東京都知事選挙ですが、選挙で当選するには知名度が重要と言われます。名前を知られていない人では投票してもらえないということです。しかしながら、選挙で投票するにあたってはどんな人が立候補するのかは確認するのが当然ですから、選挙対策上、我々は情弱認定されているわけです。

大学受験生の行動を見ていても、「みんなが使っている」という理由で学参を選ぶ人がいます。確かに、リアル書店が減少している状況で参考書や問題集を実際に手に取って検討する機会が大都市圏以外では失われつつあります。そこでネット情報に頼った選択となるわけですが、YouTubeで紹介されている本を誰かが買って使っていると、それを真似して友達が買って、「俺も!」となるわけです。

売れている学参が自分にとって最適であるかどうかはわかりません。それでも有名な本はなんとなく信頼できそうと思いがちです。知らない街でごはんを食べたいときに地元の店に行かずに大手チェーン店にいく人もいます。売れている学参がよさそう、というのはこれと同じ心理で選択しているわけです。

しかし、友達が着ている流行の服を見て、「いいな、自分も着たい!」と思っても、「いや、待てよ。自分の体型で似合うのか?そもそも着れるサイズあるのか?」と一瞬考えるはずです。学参選びにもこの視点が必要です。ただし、服であれば「俺はお腹が出ているから○○インチのパンツを買おう」のように客観的に判断しやすいのですが、学参の場合はその判断を目に見えにくい基準に求めることになります。このため誰か信頼できる先生などに相談することも必要になります。


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