【9割超が不合格】オウンドメディアのCVRを2%台から10%台まで引き上げた方法を公開。<診断チェックリスト・ABテスト案も>

前職で、SaaS企業にてオウンドメディア(記事メディア)のマネージャーを務めていた大林と申します。(前職の代表と相談し、企業名・ツール名は伏せて投稿しています)。

簡単に、運営していたオウンドメディアの位置付けと、私の役割・実績をご紹介します。

  • ツールの集客目的で、2016年よりオウンドメディアの運営を開始

  • マネージャーとして、メディアのkw戦略設計や、執筆メンバーに対する記事レビューの傍ら、CVR向上のためのABテストを設計し136回実施

  • CVRを、業界水準とされる2%台から10%超えまで引き上げることに成功

136回に渡るABテストと、ABテストを伴わない修正を重ねた結果、オウンドメディアのCVR改善施策に関する知見は我ながら相当深く獲得してきた自信があります。

そして今回、有料noteとして公開した理由。それは、いくら「オウンドメディア CVR 改善」といったクエリで検索しても、私の持っている知見がヒットしないからです。
実際に他社のオウンドメディアを見ていると、やはり「理想の設計と比べて、送客率を著しく下げてしまう手法」を採っているメディアが9割を超えています。世間一般で良しとされている方法に倣って設計されているので、仕方ないとも言えます。

この記事を読んでいる方は、ほとんどがマーケターの方だと思います。同じマーケターとして、「車輪の再発明」を避けてもらうべく、本noteを公開することにしました。

マーケターの皆様には釈迦に説法ですが、今回の記事の大前提を記載しておきます。

<オウンドメディアで常時ABテストを回すこと>

  1. Google Optimize等を利用して、ABテストを常時実施します。トラフィックの多いサイトであれば1週間で、そうでなくとも2〜3週間程度で十分なN数が溜まるはずです。

  2. 下記のサービス等を利用し、「95%の信頼区間で見ても有意な差で新規のテストパターンが勝っているか」を判断基準とします。

    1. https://neilpatel.com/ab-testing-calculator/

メディアのABテストは常時回しておくことが必須です。訴求の文言1つで、CVRは大きく変わります。「もうテストできる案がない」と思っても、もう少し踏ん張ってテストを継続することが非常に重要です。

その上でこちらに、「オウンドメディアの送客率に関するチェックリスト」を用意しました。下記の項目のうち、皆様のオウンドメディアが1つでも当てはまっている場合、本noteに記載した施策を実施することで大きく送客率が改善する可能性が高いと言えます。

  1. ヘッダーがメディア独自のものでなく、サービスページやコーポレートサイトのそれと同一である

  2. 記事中に「弊社にお問い合わせください」「弊社が運営する〜〜がオススメです」のような文脈で、「弊社」「当社」「我々」「私たち」といった文言が入っている

  3. 記事末尾の「まとめ」箇所が最も寄与度の高いCTAである

  4. CTAとして主にバナーまたはボタンを使用している

  5. ポップアップツールでCVRが改善した実績がある

金額は10,000円ですが、メディアのCVRが大幅に上昇するのであれば、ROIは十分に合うはずです。安いスポットコンサルを発注したと思ってご購入いただき、メディアの送客率大幅改善に役立てていただければ幸いです。

ここから先は

3,064字 / 7画像

¥ 10,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?