M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年9月7日1回戦TOP3
M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。
今回はM-1グランプリ2023年の9月7日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。
1.TOKYO COOL
様々な事務所を渡り歩いてきたベテラン同士のコンビです。今年になってフリーになりました。
年齢を重ねたらありがちなことをやっていくネタです。
ふたりで協力しておこなう一発ギャグを得意としておりまして、オチで必ず仕掛けている点が特徴的です。一応、漫才として特定のテーマに沿って話はするんですけれども、そんな話の流れなどあってもなくても関係ないと言わんばかりにいきなりギャグで落とす場面もチラホラ見られます。
2.トンツカタン
スクールJCA21期のトリオです。キングオブコントでは準々決勝の常連です。
漫才の挨拶を起点にして、時を遡ったり未来に行ったりするネタです。
挨拶をしてから「2分後」などと時間を宣言して、その時に起きているであろう出来事を再現するという特殊な形式になっています。特殊な形式をただ繰り返すだけでなく、その形式を利用してサバを読むなど若干の変則性も見せています。
3.今夜も星が綺麗
プロダクション人力舎所属の三福エンターテイメントさんとSMA所属のヒロ・オクムラさんのユニットです。
クレイジーなタクシー運転手と乗客のネタです。
タクシー運転手と乗客という場面も運転手が変な人であることもお笑いのネタとしてはよく用いられるものではございますけれども、ウケるべきところでちゃんとウケている印象です。その理由としては、笑いどころがキチンとウケるようにするための下ごしらえを数秒前から実行している点が大きいと思います。また、ボケが演じる変な人が、ボケ本人が持っているキャラクターに反しないものである点、ふたりの動作が派手なものから細かなものまで矛盾なく且つ説明的すぎない点、ツッコミの言葉遣いが日常会話として自然でありながら無駄なく状況を言い表している点なども勝因となっています。ツッコミのタイミングもよかったと思われます。
今回の感想は以上になります。ではまた。
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