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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年9月15日開催分
面白い芸人がきっとまだいるはずだということで、M-1グランプリ1回戦予選動画を見ております。そして、見た感想を忘れないようにメモし、そしてせっかくならとここに載せているのは何度も冒頭で書いてきたとおりです。いや、マジで書いているんです多分。
今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、9月14日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。
1.ナイスアマチュア賞 マシンガン打線
大学のお笑いサークルに所属しているコンビです。
片方が野球の話をしながら、もう片方がコンビニの店員や銀行強盗などコントにありがちなことをするネタです。
1巡目はベイスターズの話とコンビニの店員コントが互いに全く干渉し合わずに進み、2巡目のホークスの話と銀行強盗では多少ながら互いの話に干渉し合います。全く干渉し合わないという発想は個人的に好きなんですが、面白さで言うなら2巡目の互いに干渉し合うほうが上回っています。干渉し合わないけど面白くなる組み合わせを探すか、干渉し合って面白いやり取りになるものを探すかが分かりやすい今後の課題なのではないかと思います。
2.予選1回戦TOP3
2-1.ガンガンファンキービート
2017年結成。事情がよく分かりませんが、ボケの山口さんは2016年までと2021年のM-1にはイサリビというコンビで出場しています。
パン屋の店員とそこのお客さんをするネタです。
ボケが演技をするパートとツッコミがひたすらツッコんでいくパートがはっきりと分かれている漫才です。立ち上がりはやや不安に見えたんですが、ツッコミパートが来るたびに、尻上がりに面白くなっていき、ツッコミの尻切れトンボのような独特な言い回しも楽しくなってくるんです。怒りながらツッコむ人はものすごくたくさんいるんですけど、それとはちょっと違う気がするんです。ストレートを投げてるはずだけど指のかけ方で微妙に曲がる、みたいな。意味不明な例えになってしまいました。
2-2.盆と正月
NSC大阪35期(2012年入学)と36期(2013年入学)のコンビです。
プロ野球の試合を見に行ってきた話をするネタです。
どうにも掴みどころのない言動をするボケとどっしり構えて安定して分かりやすい説明をするツッコミが対照的なコンビです。ボケの言動となるべく重複させず、無駄を削り取った言葉でのツッコミが観客にも徐々に受け入れられていったのか、後半にしたがって笑いが増えていった印象です。
2-3.祇󠄀園
M-1では数少ない準決勝進出経験のあるコンビです。
思いやりのある大人になるため、思いやりのある丁寧な言動をするも、それ以外が大体思いやりのないことになっているネタです。
ヤバい人のヤバい感じがよく出ているのが、トップ通過の大きな要因となっているのは間違いないでしょう。それゆえに思いやりのある丁寧な言動が自動的にオチとして働く形になっています。もちろん、同じ形式を繰り返し使わず、明確に変化をつけていった点も大きいと思われます。
今回の感想は以上です。ではまた。
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